Windows 7/VistaのスタートメニューやエクスプローラをWindows XP以前のユーザインタフェースに変更できるカスタマイズソフト。Windows 8やIE 10にも対応する。「Classic Shell」は、Windows 7やWindows Vistaの操作性をWindows XP以前のバージョンのものに近づけることができるソフト。スタートメニューやエクスプローラの外観・操作方法をカスタマイズし、使い慣れたユーザインタフェースに戻すことができる。「Classic Start Menu」「Classic Explorer」「Classic IE9」の各カスタマイズツールと「Classic Shell Update」とで構成され、使用したいものをインストール時に選択できるようになっている。
「Classic Start Menu」では、スタートメニューをWindows XP以前のようなカスケード式にすることが可能。メニューアイテムをドラッグ&ドロップで編集できるほか、サブメニューの表示方法や表示幅なども変更できる。【Windows】キーなどを押しながら「スタート」ボタンをクリックすることで、Windows 7/Vista本来のスタートメニューを表示させることも可能。「スタート」ボタンの右クリックで「Classic Start Menu」自体のポップアップメニューが表示され、設定画面などを呼び出せる。主な設定項目は、
- 【Windows】キー+クリックや【Shift】キー+クリックなどのコンビネーション操作ごとに、オリジナル/クラシックのどちらのスタートメニューを表示するかの割り当て
- コントロールパネルや検索ボックスなどのアイテムをスタートメニューに追加
- スタートメニューのスキンの選択。スキンごとにオプションを指定できる
- メニューアイテムの表示幅やフォントサイズなどの指定
- アニメーションなど表示効果のカスタマイズ
- コンテキスト(右クリック)メニューのカスタマイズ
など。「Classic Explorer」では、エクスプローラに切り取り、コピー、貼り付けなどのボタンを持つツールバーを追加できるほか、ファイルコピー時の動作、タイトルバーやステータスバーの表示内容などをカスタマイズできる。主な設定項目は、
- ナビゲーションペイン(フォルダツリー部分)の表示スタイルの選択
- タイトルバーやアドレスバーの表示内容の選択
- 上のフォルにへ移動する、進む、戻るなどのボタンを表示
- ステータスバーの表示項目の選択
など。「Classic IE9」では、Internet Explorer 9のタイトルバーやステータスバーに表示される内容を指定できる。主な設定項目は、
- タイトルバーに閲覧中のページタイトルを表示
- ページタイトルのフォントや文字色、装飾などの指定
- ステータスバーにページの読み込み状況、セキュリティゾーン、保護モードを表示
など。「Classic Start Menu」「Classic Explorer」「Classic IE9」の設定画面はそれぞれ独立し、いずれも「Basic Settings」と、より詳細な「All Settings」との二段階のレベルを持つ。設定内容の保存・読み込みや初期設定へのリセットも行える。
オプション設定の「Language」では、スタートメニューの表示言語を選択することが可能(通常はデフォルト設定の「Current OS Language」のままでよい)。日本語を含め、計36の言語から選択・指定できる。