取得済みの休暇日数を調べたり、今後の取得予定を立てたりするのに便利な休暇管理ソフト。有給休暇や定休日などの日数を集計できる。「休暇カレンダー」は、休暇や休日出勤などを記録することにより、休暇・出勤日数を管理できるソフト。取得した休暇や振り替えの内容をカレンダーに入力することで、「休暇をどれくらい取得したか」をいつでも簡単に把握できる。一日単位の有給休暇だけでなく、午前・午後の半日休暇やゴールデンウィークなどの長期休暇にも対応。年度・月別の休暇取得状況や、年度の休暇・出勤日の合計、出勤率を確認できる。
用意されたカレンダーは「年度」「月」「休日」の3種類。「年度カレンダー」は、月が縦軸方向(行)、日付が横軸方向(列)に取られたマトリクス形式の表で、4月から3月までの一年度分が表示される。「月カレンダー」は、1ヵ月分の日付と曜日が一覧形式になったもの。「休暇」および「備考」フィールドが用意されている。「休日カレンダー」では、ユーザの入力した休日や休日出勤などのデータが抽出表示される。
入力画面は「年度」「月」「休日」カレンダーともに共通。コンボボックス形式の日付入力エリアと、「休暇種類」を選択するラジオボタン、メモ入力用のテキストボックスとからなる。メモボックスに入力したテキストは、「月」の「備考」に表示される。
「休暇種類」は、(1)通常、(2)1日休暇、(3)AM休暇、(4)PM休暇、(5)定休日、(6)夏休み、(7)冬休み、(8)GW、(9)特別休暇、(10)代休、(11)休日出勤から選択できる。ユーザの入力した内容にもとづき、カレンダー上には、例えば1日休暇であれば「全」、AM休暇であれば「AM」、休日出勤の場合は「出」のように表示される仕組み。取得した休暇の内容がひと目で把握できる。「通常」は、ふだんは入力する必要はないが、いったん登録した休暇を取り消すような場合に使用する。
初期設定では、日曜日と土曜日が休日に設定され、「年度カレンダー」上ではそれぞれ「日」(赤字)、「土」(青字)と表示される。設定で休日を変更すると、「年度カレンダー」上の表示も変化し、(休暇を表す文字でなく)曜日が表示された日が定休日であることがわかる。「月カレンダー」には「休暇」用のフィールドが設けられ、曜日は一般的な七曜の表示となっている。
ユーザの入力したデータは、年度別または月別で集計することが可能。年度集計では、休暇の内容ごとに集計された日数を確認できる。月別集計では1日休暇、AM休暇、PM休暇と、4月から3月までの三つの休暇の合計が一覧表示される。
オプション設定では、休日設定のほか、起動時に表示されるカレンダーの種類や「祝日も休日とする」といった項目が用意されている。カレンダーの表示内容はCSV形式のファイルに出力することができる。