ソフトを開発しようと思った動機、背景
弊社はソフトウェア開発の受託開発を主要業務としているのですが、案件の見積もりをするときに前回の実績工数(設計に何時間、開発に何時間など)を正確に知りたいと常々考えていました。作業時間をExcelで入力するようにしても、能動的に自分から入力をしないといけない仕組みでは長続きはせず、結局、機械的に考えることなく入力できる仕組みが必要だと感じたのがきっかけです。
そうして「Owl」のプロトタイプとなるソフトウェアを作成してみました。実際に使ってみると、入力はものすごく簡単、しかも何に時間を使っていたのか、一発でわかるようになりました。操作が簡単なので、いまでは社内の全員が使用しています。
開発中に苦労した点
こういう管理系のソフトは、設定をいろいろしないと使えないというのが難点です。最初に「Owl」を起動したときに「次に何をすればよいのか」を伝えるのに一番苦労しました。作業項目を登録するところまで辿り着くようにウィザード形式にしたので、ほかの管理系のソフトと比較すると、遥かに簡単になっていると思います。
いろいろな意見を取り入れていると、かえって使いにくくなってしまった、ということもしばしば……。
工夫した点
やはりポップアップでのワンクリック入力です。入力するのに手間がかかっては使えないと思っています。
あと、長続きして使ってもらえるようにするためには、簡単な操作もさることながら、「これは使える」と思ってもらう必要があります。効果が実感できないと使ってもらえないので、データの精度を上げるための工夫をしています。起動時の入力漏れチェックや、出張中や移動中などで入力ができないときでも、あとから簡単に入力できるデイリータスク機能を用意しています。
ユーザにお勧めする使い方
ポップアップの表示項目をページ分けするか色分けすると、入力しやすくなるのでお勧めです。
今後のバージョンアップ予定
夏ごろにバージョンアップを予定しています。
((株)メディア・エンタープライズ)