はじめてでも簡単に使える、ホットキー操作のスクリーンキャプチャ。自動保存時のファイル命名規則を10パターンまで登録でき、切り替えて使える。「Friendly Capture」は、デスクトップ全体やウィンドウの状態を静止画として保存するためのスクリーンキャプチャ。すべての設定項目が一画面にまとめられ、シンプルでわかりやすい。キャプチャした画像は、ユーザが手動でファイル名を付けて保存するか、またはあらかじめ指定した命名規則で自動保存される仕組み。マウスポインタを含めてキャプチャしたり、タスクトレイに常駐させたり、最後に保存したファイルを開いたりすることも可能。キャプチャ画像はBMP/JPEG/GIF/TIFF/PNG形式で保存できる。
キャプチャできる領域は、
- デスクトップ(フルスクリーン)
- アクティブウィンドウ
- 作業領域(デスクトップからタスクバーやドッキングバーなどを除いた領域)
の3種類。それぞれに個別のホットキーを割り当てて使用する。キャプチャ実行時のオプションとして指定できるのは「マウスポインタも含めてキャプチャする」「保存時に音を鳴らす」「通知領域(タスクトレイ)に常駐させる」の各項目。保存方法は、
- 手動保存(ファイル名とファイル形式を指定して保存)
- 自動保存
のいずれかから選択・指定する。自動保存時のファイル名を指定する命名規則は、「ファイル名」というリストに最大10パターンまで登録しておくことが可能。リストで選択したものが自動保存時のファイル名として適用される。命名規則の指定には、年月日や時分秒などを表す「置換文字」(一般にいうところのメタ文字)を使う。「実際にどのようなファイル名になるのか」は、命名規則の作成時にプレビューで確認できるようになっている。置換文字では、日付や時刻のほかにも、ミリ秒単位で指定したり、ファイル番号を指定したりすることが可能。固定文字列と組み合わせて、さまざまな規則でファイル名を指定できる。\記号を記述すれば、サブフォルダを自動生成することも可能だ。
「ファイル名」リストに登録された命名規則は、置換文字そのものを表示する方法と、実際の表示例(2001年02月03日4時5分6秒など)とを切り替えられる。
設定画面ではそのほかにも、
- 起動してから実行したキャプチャの合計枚数と累計枚数
- 最後に保存したファイルのパス
などが表示される。保存枚数はそれぞれを個別にリセットすることが可能。最後に保存したファイルのパスでは、「開く」ボタンのクリックで画像が表示される。「削除」ボタンをクリックすると、最後に保存したファイルをごみ箱へ捨てることができる。