削除されたファイルを3種類の方法で検索・復旧できる、強力なファイル復元ソフト。シンプルな画面で、使いやすい。「Pandora Recovery」は、誤って「ごみ箱」から削除してしまったファイルや、トラブルで読み込めなくなってしまったファイルなどを検索・復元できるソフト。削除済みのファイルをドライブ全体から検索できるほか、ファイル名やサイズを条件に検索したり、指定形式のファイルだけを検索したりすることも可能。対応するファイルシステムはFAT16/32、NTFS、NTFS5、NTFS EFS。
削除済みファイルの検索方法として利用できるのは、
の3種類。メイン画面には検索方法ごとのタブが用意され、利用する方法に応じて、切り替えて使う。「Browse」「Search」では検索の結果、見つかったファイルの名前やサイズなどの情報に加え、ファイルの上書き(破損)状態がパーセンテージで表示される。上書きされた(復元の可能性が低い)ファイルは赤く表示され、ひと目でわかるようになっている。「Browse」は、左側にドライブツリー、右上にファイル一覧、右下にプレビュー(ファイルの内容)エリアが配置された、メールソフト風の画面。ツリーでドライブを選択すると検索が開始され、見つかった削除ファイル/フォルダを確認できる。
「Search」では、ファイル名などを条件に、指定ドライブ内の削除ファイルを検索することが可能。検索条件にはファイル名のほか、ファイルサイズ、タイムスタンプを組み合わせて指定できる。検索結果は、「Browse」と同じ項目(内容)がリスト形式で一覧表示される。
「Surface Scan」では、すべてのクラスタを解析する(クラスタスキャン)。実際にデータの内容をチェックし、登録されたファイル形式に一致するものが検出される。検索条件として選択できるのは、
- Images & Photo:JPEG、PNG、GIF、BMP、PSD
- Archived Files:ZIP
- Microsoft Office Documents:DOC、XLS、PPT、DOCX、XLSX、PPTX、PST、OST
- Music & Sounds:MP3
- Other:PDF
の各グループ/ファイル形式。検索したいグループ/形式をチェックボックスで選択すればよい。検索結果はリスト表示される。いずれの場合も検索結果で選択したアイテムの、
- 復元(Recover)
- 内容の確認(Quick View)
- ファイル情報の表示(Properties)
を行うことが可能。復元時のオプションとして、ファイル属性の復元およびADS(Alternate Data Stream)の復元を指定できる。