実行中プロセスのセキュリティチェックをはじめ、数多くの便利な機能を備えた高機能タスクマネージャ。「System Explorer」は、タスク/プロセスの管理、システムのパフォーマンス監視から、ドライバや自動実行プログラムの管理、ファイル/レジストリのスナップショット保存などまで、多彩な機能を搭載したタスクマネージャ。Windows標準のタスクマネージャが大幅に機能拡張されたもので、「タスク」「プロセス」「サービス」「パフォーマンス」「ネットワーク」「ユーザー」のほか、機能別に用意されたタブ画面は計17にも上る。多彩な機能を使って、システム全体を監視・管理できる。タスクトレイアイコンへのオンマウスで表示されるCPU使用率などの情報は大きく、見やすい。既定のタスクマネージャに設定して利用することも可能。
システム情報で確認できる項目はさまざま。モジュール(ライブラリ)、接続(ネット通信状況)、自動実行プログラム、ドライバなどの状況を機能別タブ画面のリストで確認できる。さらに、プログラムのアンインストール、サービス/ドライバの停止、Windowsのシャットダウンなど、システムに関する操作を実行することも可能だ。
セキュリティスキャン機能では、パソコンに登録されたタスク/プロセス、モジュール(ライブラリ)を一括スキャンし、安全性をチェックすることが可能。タブ画面上のリストでチェック対象を選択することで、個別のプロセスごとのスキャンも行える。さらに(作者のホームページにアクセスして)Webブラウザでセキュリティスキャン結果の詳細なレポート(英語)を閲覧することも可能だ。
セキュリティ関連機能ではそのほか、パソコンにインストールされたセキュリティ対策ソフトと連携し、アンチウイルス/スパイウェア、ファイアウォール、ユーザアカウント制御などの状態(安全・注意・危険)を色分け表示したり、VirusTotal、Jotti's malware scanとの連携により、個別のタスク/プロセス、実行ファイルなどのウイルスチェックを行ったりすることもできる。
ユニークな「スナップショット」機能もある。パソコン内のファイル/レジストリの状態を記録しておくことができ、二時点間のデータを比較することも可能。例えば、レジストリの変更によるトラブルに対処するときなどに便利だ。
そのほか、「地域」情報(タイムゾーン、言語)、インストール済みのフォント、アプリケーションのファイルタイプ(拡張子)、オーディオ/ビデオのコーデック、システム表示色など、さまざまなシステム情報を確認できる「追加情報」タブ画面などが用意されている。
タブ画面は、よく利用するものだけを表示させ、それ以外のものはポップアップメニューに隠しておくことができる。