スピード感に溢れた2D“剣撃アクションゲーム”。剣による攻撃のみで敵と戦う。軽快なBGMに乗って、テンポよくプレイできる
「タスラッシュ!」は、ジャンプによる空中戦が特徴の2D横スクロール型アクションゲーム。穴に落ちてゲームオーバーにならないように注意しながら、ジャンプと斬撃の反動を利用して空中を疾走し、ジャンプキーと攻撃キーを連打して、敵をザクザクと斬り倒してゆく。時間をコントロールできるTAS能力を使えば、ミスを取り消したり、スピードアップしてハイスコアを狙ったりできる。
ゲームの主人公は、とある村に住む、志高き若い剣士。かつて志を同じくした剣友は、力を求めるあまり、魔王と契約。強大な妖力で魔物を操り、近隣の村々を恐怖に陥れていた。平和を取り戻すため、そして剣友を闇から救うため、主人公は闘いを決意する……。
ゲームの内容は、剣のみを武器に敵と戦う2D横スクロールアクションゲーム。敵本体や敵の攻撃に接触するとダメージを受け、体力が0になるとゲームオーバー。地面に開いた穴から水中に落ちてもゲームオーバーとなる。体力を回復するアイテムやライフなどは用意されていない(ただし、TASと呼ばれる特殊能力を使うと、失敗を取り消すことができる)。
用意されたステージは全3面。各ステージの最後にはボスキャラが待ち受け、ボスに勝てばステージクリア。コンティニューは何回でもでき、各ステージの先頭またはボス戦の先頭から再開できる。
ゲームの難易度は「普」「難」の二段階。難易度によって、敵の出現パターンはもちろん、地形もがらりと変わる。登場する敵の種類も変化し、まったく異なるステージのようになる。
ジャンプしながら空中で敵を攻撃すれば、空中を移動し続けられる
操作はキーボードまたはPS2パッドで行う。選択できる操作モードは、
- 攻撃ボタンが1個の「シンプル」
- 攻撃ボタンが2個の「テクニカル」
の2種類。「テクニカル」では、攻撃力が高い代わりに隙も大きい「強攻撃」を使用できる。主人公の左右移動は【←】/【→】キー。同じ方向のキーを連続押しするか、【Shift】キーと併用すればダッシュとなる(操作説明には記載されていないが、【V】キーを押すと、ダッシュよりも速く、ほとんど瞬間移動といってよいような速度で移動できる)。
ジャンプは、「シンプル」では【X】キー、「テクニカル」では【C】キーで行う。二段ジャンプも可能だ。
攻撃は【Z】キー。剣を上下に振り、敵にダメージを与える。キーの押し続けで連続攻撃することも可能。空中で剣を振ることもでき、剣を振っている間は落下速度が大幅に低下する。さらに、空中にいる間に敵に攻撃が当たると、反動で後方斜め上に体が浮く(地上での攻撃では体は浮かない)。この性質を利用し、空中で敵を攻撃し続けたり、より高い位置に移動したりすることも可能だ。
連続攻撃がヒットし続けている間、敵モンスターはHPが0になっても消滅しない。敵の頭上に表示されるHPのバーをよく見て、適当なところで攻撃を止めることが重要だ。
「テクニカル」では、【X】キーで「強攻撃」を繰り出すことが可能。ダメージを受けて硬直中の敵を後方に吹き飛ばせるが、ボタンを押してから、実際に攻撃が発動されるまでのラグが非常に大きい(単独で使用するよりは、通常の攻撃と組み合わせて二撃目として使用するのがよい)。
TAS能力のリバースを使えば、ダメージやミスをなかったことにできる
カーソルキーとの組み合わせで発動できるコンボも数多く用意されている。モード共通のコンボは、
- 連続突き(【↓】→【↑】→【Z】:TASゲージを消費する)
- 空中落下攻撃(空中で【Z】+【↓】)
- 打ち上げ攻撃(【↑】を押し続けながら【Z】の三連打)
の3種類。そのほかにも「シンプル」「テクニカル」それぞれ1種類の通常攻撃系コンボ、打ち上げ攻撃からつながる3種類のコンボ(通常攻撃、吹き飛ばし、切り落とし)が用意されている。【C】(「テクニカル」ではスペース)キーを押すと、TAS(Time Assist System)と呼ばれる、時間を操る特殊能力を発動できる。TASは全部で3種類。
- リバース──ダメージを受けたり、穴から落ちてゲームオーバーになったりしたときに発動すると、時間を巻き戻し、ダメージやミスをなかったことにできる。最大約2秒巻き戻せる
- スロウ──時間の流れを遅くして、地形や敵の動きを鈍くする。主人公の動きも影響を受けるが、速度の低下率は低く、有利に行動できる
- アクセル──スロウとは逆に、時間の流れが速くなる。敵、地形、主人公すべての動きが速くなり、難易度がアップする。ただし、その分早くクリアでき、ハイスコアを狙える
ゲーム開始時に好みのものを選んで出撃できる。いずれの能力も、TASゲージが残っている間は使用し続けることが可能。ゲージは、時間の経過や敵を倒すことで自然回復する。