デジタル写真を時系列に整理・表示する画像ビューア。画面をなめらかにスクロールさせて、時間を移動できる。「Phistory」は、デジタル写真を撮影日時にもとづいて自動整理してくれる“フォトブラウザ”。あらかじめ指定したフォルダ内のJPEG画像を、ウィンドウの横方向を時間軸としてレイアウト。時間軸の移動とタイムスケールの伸長・圧縮との組み合わせにより、大量の写真も効率的に閲覧できるのが特徴。フォルダ下に新たな写真が追加された場合は、自動的に同期が行われる。
使い方は簡単。利用開始時に閲覧対象のフォルダを指定するだけでよい。指定フォルダ以下のJPEGファイルが検索され、インデックスが作成されると同時にサムネイルが表示される。画面の横方向へのドラッグにより、時間軸を遡ったり、下ったりと、自由に移動することが可能。画面下部に表示されるスケールや画面上部のデジタル時計風日付表示を参考に、過去に撮影した写真を探すことができる。
マウスを上下方向に右ドラッグしたり、ホイールを回転させたりすることで、画面上のタイムスケールが変化する仕組み。表示される写真の数はタイムスケールに応じて自動的に調整され、例えばスケールを最も圧縮した6年単位の場合は、その範囲内の写真数点が表示されるようになっている。マウスを上方向に右ドラッグすると、徐々に年単位→月単位→日単位とタイムスケールが変化し、最終的には分単位での表示になる。
画面上部の日付表示エリアの左下にはニードル状のマーカーがあり、タイムスケール上で「いつ」に当たるのかを日付表示エリアに表示する。日付表示エリアは、画面上端を左右に移動させることが可能で、写真の位置に合わせると「何月何日何時ごろに撮影したものか」がわかる。
サムネイルは、縦方向にドラッグで移動させることができ、ほかのサムネイルと重なっていても、簡単に調整できる。サムネイルをクリックすると拡大表示される。拡大表示の状態でも、前後の画像に切り替えることが可能だ。
サムネイルや拡大表示中の画像を回転させることも可能。ライセンス購入後に利用できるプレミアム機能では、スターを付けたり、前後の画像に移動したり(拡大表示中)、保存フォルダを開いたりといったことも可能になる。スターの付いた画像は、タイムスケールを圧縮した場合でも常に表示される。
オプションでは、
- 画像の参照先フォルダの選択
- 言語の切り替え(日本語/英語)
- 前景色および背景色
などを指定できる。