時には操作ガイドのウィンドウが適宜ポップアップする(これもきちんと日本語化されている)こともあり、かなり使いやすい。タブ切り替え式の上、一時的なサムネイル表示やタイリング表示を使い分けることが可能で、何枚かキャプチャしておき、見比べながら取捨選択するような使い方には便利。やや地味な機能だが、保存前にタブの名前をリネームしておくことができたり、保存時にその名前がファイル名として割り当てられたりなど、小技も効いている。
編集機能は全体として、使用頻度の高そうなものがうまく絞り込まれている印象だが、そんな中で「シェープ」の描画はスタイルのバリエーションが豊富だったり、ドローツールのように重なり順を変更できたり、さらには透明度を指定できたりと、かなり充実している。
パソコンの操作を説明するような使い方の場合、あとから別のアプリケーションで描き込む手間が省けるので、これは便利だ。キャプチャ後の編集だけでなく、ホワイトボード機能では書き込んだ状態からキャプチャできるのもおもしろい。
画像のpixel寸法や角度を測定したり、カラーコードを取得したり(しかも、タスクトレイからすぐに呼び出せる)する機能もあり、Web制作などでも役立ちそうだ。
(福住 護)