1個あたりの消費電力が10W以下と、きわめて省電力なLED電球。単価はまだ割高だが、長い目で見ると節電とコスト削減になることは明らかだ。とはいえ、まだまだ二の足を踏んでいる人が多いのではないだろうか。そういう人に試していただきたいのが「LED照明 Simulater」だ。メイン画面は、数値マスが縦横に整然と並ぶ表組のスタイルで、最終目的である「料金の差額」だけでなく、従来照明とLED照明の「合計ワット数」および「1時間あたりの料金」さらに「1日/1ヵ月/1年の合計電気料金」なども知ることができる。
筆者宅の現状で試算したところ、その効果は一目瞭然。年間2万円近くの節約になるという結果にはびっくりした。家中まとめて取り替えるほど、大きなコスト削減になることがよくわかる。「LED照明 Simulater」では「従来照明1個をLED照明1個に」置き換えることが想定さrているが、明るさを抑えられる場所では使用する個数を減らすなど、照明環境を全体的に見直せば、さらに効果が期待できるだろう。
オプションでは、従来照明に対応するLED照明のワット数をユーザが設定することも可能。LEDのワット数は製品によって若干の差があるので、購入したものに合わせ、必要に応じて設定するとよい。
(坂下 凡平)