デスクトップ単位で個別の設定ができ、効率的に使い分けることができる高機能仮想デスクトップソフト。「Dexpot」は、Windows上に仮想的なデスクトップを作成・管理できるソフト。最大20個のデスクトップを作成することが可能。デスクトップごとに画面解像度や壁紙などを設定し、目的に応じて使い分けることができる。開いているウィンドウをデスクトップ間で移動させたり、コピーしたりといった操作も可能だ。
大きな特徴は、デスクトップのカスタマイズ性が高いこと。デスクトップの名称、画面の解像度、色(8/16/32bit)、壁紙、壁紙の表示位置、背景色などをユーザが設定できる。アイコンやタスクバー、システムトレイを隠蔽したり、デスクトップアイコンのアイコン名を隠したりすることも可能で、デスクトップの表示と同時に起動するスタートアップコマンドも指定できる。さらに特筆すべきは、これらの設定を仮想デスクトップそれぞれに対して個別に行えることだ。
デスクトップの切り替えをさまざまな方法で行えることも特徴のひとつ。タスクトレイメニューからの切り替えのほかにも、
- Full-screen Preview(画面全体を分割してデスクトップを表示)
- Window catalogue(開いているウィンドウをデスクトップごとにまとめて表示)
- Desktop Manager(デスクトップに表示するManagerアイコンによる画面切り替え)
- Desktop Preview(全デスクトップの縮小プレビューを表示)
といった方法が用意されている。いずれの場合も、目的のデスクトップやウィンドウのクリックで、すばやくデスクトップを切り替えられるようになっている。Windows 7では、ライブタスクバープレビュー機能により、タスクボタンへのマウスオーバーでデスクトップのサムネイルが表示され、サムネイルからデスクトップを切り替えることができる。プラグイン(SevenDex)による拡張機能(ただし初期状態で有効で、そのまま使うことができる)だが、そのほかにもデスクトップの切り替えを3Dエフェクトで行ったり(Dexcube)、デスクトップをグリッドレイアウトにしたり(Dexgrid)できるプラグインが用意されている。
そのほか、
- デスクトップのパスワードによる保護機能
- 開いているウィンドウの一覧表示機能
- デスクトップ切り替えやウィンドウの移動/コピーをホットキーで行える機能
など、多彩な機能を備えている。