大きな特徴のひとつが、メッセージ一覧とメッセージビューアにタブ切り替え式を採用していること。複数のフォルダやメッセージを同時に開いて参照できる。タブ上のコンテキスト（右クリック）メニューからは「タブを閉じる」「タブの追加」「タブのロック」「タブの移動」も行える。

メッセージビューアには、メール本文のほか、画像（BMP/JPEG/GIF/PNG/TIFF）や各種ファイル（PDF、Word/Excel、一太郎文書など、IE用プラグインが用意されている文書）をそのまま表示できる（OSがWindows XPであれば、ZIPファイルの内容も表示できる）。画像の場合は、画像上のコンテキストメニューから拡大・縮小、左右回転表示を行うこともできる。

セキュリティに対しても配慮され、HTMLメールでは、メッセージを「信用する」「信用しない」を個別に指定できる（初期設定は「信用しない」）。「信用しない」場合は、メッセージからテキストを抽出した部分だけを表示したり、HTMLからスクリプトなどを除いた「安全なHTML」にして表示したりできる。もちろんメッセージを「信用する」場合は、画像やスクリプトなどをすべて再現した、完全なHTMLで表示される。

メールの振り分けは「ホワイトリスト」「ブラックリスト」「迷惑メールの振り分け」「通常の振り分け」といった方法を使い、きめ細かく設定できる。受信/保存フォルダへの振り分けのほか、メッセージにカラーラベルをつけたり、信用する/しないの設定なども振り分けで行ったりすることができる。

そのほかにも、

• メッセージ一覧のインクリメンタルサーチ
• メッセージ中の文字列にカラーマーカーで色をつける
• 選択文字列でのWeb検索
• 日本語ドメインのURLクリック