中小規模の事業所に適した給与計算ソフト。給与・賞与に関するさまざまな計算を簡単な操作で行える。「給与計算ソフト『Q太郎』」は、社員の勤務時間や税率、保険料率などのパラメータから給与、税金、各種保険料などを計算し、明細書を作成してくれる給与計算ソフト。複数社員の給与・賞与を計算できるほか、社員名簿や給与台帳なども作成できる。給与・賞与明細書を画像ファイルに出力し、メールに添付して送信することも可能。最大90名までの社員を登録できる。
利用するには、まず基本情報(会社情報+社員情報)を入力・設定する。会社情報で入力すべき項目は、会社名称や給与の支給日、給与計算のもととなる1日の労働時間、厚生年金基金率、雇用保険の負担率、健康保険・介護保険・厚生年金の負担率など。入力した情報は、給与からの控除額などを計算する際に用いられる。
次に社員情報の入力・設定を行う。社員の氏名はもちろん、基本給、(1時間あたりの)残業手当、役職手当をはじめした各種手当、扶養人数、交通費、介護保険の有無(と保険料)、厚生年金の有無(と保険料)など、さまざまな情報を入力する。全社共通の情報(会社情報)と個人ごとの社員情報とにより、各社員の給料を計算できるようになっている。
社員情報の情報量は多いが、入力済みのものを「基本に設定」すれば、以降は当該情報をテンプレートとして利用することが可能。「基本」との相違点を入力するだけでよい。保険料率などは、等級表から自動的に入力させることもできる。
会社情報および社員情報の入力が完了したら、あとは各社員の当月の残業時間や出勤・有休・欠勤日数などを入力するだけで、勤怠状況、支給額、控除額、振込支給額などがひと目でわかる明細書が作成される仕組み。出勤日数や残業時間などの入力は、各社員の明細入力画面で個別に行えるほか、一覧入力画面を使い、複数の社員を対象にまとめて行うこともできる。
計算結果の明細書はプレビューで確認した上で、「給与計算ソフト『Q太郎』」から直接印刷できる。A4白紙に罫線付きで印刷できるほか、ヒサゴの市販「給与(賞与)明細書」に印刷することも可能。さらに、画像ファイルとして保存し、メールで送信することもできる。明細書は給与だけでなく、夏季・冬季賞与や特別賞与にも対応する。
そのほか、
などを作成することも可能。多彩な機能を備える。