はじめてでも戸惑うことなく使える、簡単操作のフォトレタッチソフト。画像の自動補正や明るさ/シャープネスの補正などをワンタッチで行える。「PhotoFiltre」は、100種類以上のフィルタを搭載し、画像に対してさまざまな加工を施すことができる高機能フォトレタッチソフト。レタッチ機能のほかにも、ペイント機能や画像変換機能などを搭載し、画像編集に幅広く利用できる。複数の画像ファイルを連続処理できるバッチ処理機能なども搭載。読み込み可能な画像形式はBMP/GIF/JPEG/PNG/RLE/TGA/TIFF/ICO/PCX/RLA/RPF/PSDなど、約40種類。BMP/GIF/JPEG/PNG/RLE/TGA/TIFFの各形式で出力できる。
メイン画面は、フォトレタッチソフトとしてオーソドックスなデザイン。主なレタッチ機能はメイン画面上部の「フィルタバー」に、またペイント機能は「ツールパレット」にまとめられている。フィルタバーでは、自動レベル補正や自動コントラスト補正、ノイズ低減、輪郭強調(弱/強)、色相調整などの処理を行うことが可能。使用頻度の高い明度やコントラスト、彩度、ガンマ値の補正では、個別に「+」「−」ボタンが用意され、マウスクリックで簡単にレベルの調整を行える。
利用できる画像フィルタは多彩。モザイク、ぼかし、シャープ、ノイズ、浮き彫りなどの一般的なものに加え、写真全体のトーンを変えるものとして、
- 夕日効果(赤みが差した色調)
- 夜効果(暗紫色がかった色調)
- 古写真(黄ばんだモノトーン)
といったものが用意されている。さらに、- 絵画風のタッチに変える「アーティスティック」(色鉛筆、水彩画、点描画など)
- 地の質感を変える「テクスチャ」(キャンバス、砂、粒子、新聞紙、チェス盤など)
- 画像に縁取りを入れる「フレーム」(シンプル、スライドフレーム、3Dフレーム、3Dボタン)
などもある。利用できるフィルタは100種類以上。上下/左右方向のグラデーションで画像を透過させたりすることもできる。ペイントツールには、ライン、ペイントブラシ(筆/サインペン)、スタンプ(星や葉、雪などの形)、クローンスタンプ(指定範囲をコピー)、塗りつぶし、スプレー、指先ぼかし、テキスト挿入などがある。範囲選択ツールでは、四角/角丸四角、円/だ円、三角形/多角形、投げ縄のほか、矢印や十字型、星型、吹き出し型など、特殊な形の選択ツールも用意されている。
「フォトマスク」は、手の込んだ画像の作成を支援してくれる、ユニークな機能。だ円、カギ型、ギザギザ型で周辺部分をマスクしたり、泡、スポンジ、霧といったアーティスティックなものでマスクしたりできる。搭載されたマスクは20種類以上。ユーザが自分で作成したマスクを登録・利用することも可能だ。
バッチ機能も搭載する。指定フォルダ内の全ファイルまたは選択ファイルに対して、同じ処理を連続実行することが可能。バッチ処理は画像加工・編集だけでなく、ファイル形式の変換でも利用できる。
画像の背景にさまざまな模様や質感のキャンバス(下地)を設定する機能もある。あらかじめ色や風合いの異なる30種類以上のパターンが用意され、画像とは別にキャンバスサイズを指定することも可能だ。