高速・高精度な“インテリジェント”デフラグソフト。高度な自動デフラグ機能により、ディスクを常に最適な状態に保つことができる。「PowerX PerfectDisk」は、ハードディスクやSSDのパフォーマンスを低下させる原因=断片化(フラグメンテーション)を独自のアルゴリズムで解消し、パソコン本来の性能を引き出すことができるデフラグソフト。選択したファイルの最適化や、ドライブの分析による効果的な最適化など、単なる断片化解消にとどまらない、さまざまな機能を搭載する。新バージョン「12」では、ユーザが意識することなく、自動的に最適化が実行される「自動デフラグ」機能が強化されたほか、スケジュール機能などの強化も図られた。
自動デフラグ機能には、
- 「1回限り」「日単位」などで設定したスケジュールにしたがってデフラグが実行される「スケジューリング」
- スクリーンセーバ起動時やパソコンのアイドル時にデフラグが自動実行される「StealthPatrol」
がある。「スケジューリング」では、新バージョン「12」から、デフラグの実行直前や実行直後に、あらかじめ指定したプログラムやスクリプトを実行できるようになった。例えば、デフラグ直前に重要なファイルをバックアップしたり、デフラグ直後に通知メッセージを送信したりすることも可能。設定したスケジュールは、カレンダー上にわかりやすく表示される。「StealthPatrol」は、システムアイドル時などに、デフラグを自動実行する機能。アイドル中であっても、特定の時間帯や指定プログラムの動作中には、デフラグの実行を回避させることが可能。自動デフラグの回避設定は簡単に行える。
新バージョンでは、断片化防止機能「OptiWrite」が追加された。一般的なデフラグが「発生してしまった分断化を解消」するのに対し、「OptiWrite」は「連続した空き領域を検出してファイル書き込みを行う」ことで、断片化の発生を防止する。時間のかかるデフラグを実施することなく、積極的に断片化を発生させないようにして、パフォーマンスを維持する。
前バージョン同様、SSDに最適化されたデフラグ機能も搭載する。新バージョンでは(パフォーマンスに影響の少ない断片化解消ではなく)、空き領域を結合することで、SSDの書き込み速度を向上させるデフラグ方法が追加された。デフラグの対象がSSDかハードディスクかは自動的に認識され、ユーザが意識する必要はない。
内周部と外周部とでアクセス速度の異なるハードディスクでは、単にファイルの断片化を解消するのみならず、ファイルの再配置場所もコントロールできる「SMARTPlacement」が用意され、例えば「更新頻度の高いファイルを、より高速にアクセスできる領域に配置する」ことが可能。再配置ポリシーは、ユーザが細かなカスタマイズを行うことも、またテンプレートから選択するだけで自動的に適切なものを設定することもできる。
デフラグエンジンは、従来に比べてRAM領域を効果的に利用できるようになった。分析・デフラグの時間を短縮し、デフラグ実行時のパフォーマンス低下も低減できる。ファイル単位のデフラグや、ディスクを使用したままでのオンラインデフラグ、ディスクを占有してのオフラインデフラグなど、さまざまなデフラグモードに対応する。