多彩な機能を備えた、タブ切り替え型のPDFビューア。PDF文書にコメントを追加したり、文書内の指定範囲をキャプチャしたりすることも可能。「PDF-XChange Viewer」は、軽快に動作する高機能PDFビューア。複数の文書を同時に開き、タブで切り替えながら閲覧できる。すべてのタブをサムネイル表示させることも可能。充実したコメント関連機能を備え、文書へのコメント追加のほかにも、さまざまなスタイルで文字列を追加したり、ハイライト表示させたりすることができる。文書内にリンクを設定し、同一または別の文書の指定ページにジャンプしたり、指定URLを開いたりすることも可能。文書を画像ファイルで出力する機能も搭載する。
PDF文書閲覧時のページレイアウトは、ページ単位での表示になる「単一のページ」のほか、ページを連続してスクロール表示させられる「連続」、さらには「見開き」「連続−見開き」から選択・指定することが可能。レイアウトは個別の文書(タブ)ごとに指定できる。メイン画面左側に、豊富に用意された「ペイン」を追加表示させることも可能。例えば、
- ページのサムネイルを表示する「ページサムネイル」
- 文書に登録されたブックマーク(しおり)を一覧表示する「ブックマーク」
- コメントを一覧表示する「コメント」
などが用意され、いずれもクリックすることで、目的の場所にすばやくジャンプできる仕組み。(PDF文書同様に)複数のペインをタブ切り替えにより利用できるようになっている。「コメントとマークアップ」機能は非常に充実している。PDF文書の気になる個所に注釈などの書き込みを入れたり、枠で囲ったり、文字列をハイライト表示させたりできる(元の文書そのものを編集することはできない)。例えば「コメント」ツールでは、文書内の好きな場所に吹き出しや丸、三角、矢印などのアイコンを追加することが可能。アイコンをクリックすると、コメントウィンドウが表示される。
「タイプライター」では、文書に直接、文字列を追加することが可能。テキストボックスツールや吹き出しツール(矢印と枠付きでコメントを付けることができる)なども用意されている。
さらに、文書内の指定文字列にマーカーのように色を塗ったり、取り消し線や下線を引いたり、矢印や直線、四角、楕円などの図形を追加したりすることも可能。「鉛筆」ツールで自由に線を引くこともできる。文書に「DRAFT」「TOP SECLET」といったスタンプマークを貼り付けられる「スタンプ」ツールも用意されている。好きな画像をスタンプとして登録することも可能だ。
検索機能では、現在開かれているすべての文書を対象に検索を行うことができる。