軽快に動作する高機能タブブラウザ。メモリ使用量とCPU使用率は低く抑えられ、Netbookなどの低スペックパソコンでも快適に使うことができる。「Avant Browser」は、複数のWebページを同時に開き、タブで切り替えながら閲覧・操作できるWebブラウザ。レンダリングエンジンにIEと同じTridentを採用し、IE 9にも対応。GoogleツールバーなどのIE用ツールバーをそのまま利用することもできる。「オンラインストレージ(オンラインブックマーク)」「URLエイリアス」「マウスジェスチャ」「Windowsのタスクバーだけを残した全画面表示」など、便利な機能を数多く搭載する。
メイン画面は、メニューバーとタイトルバーが一段の中に並び、ブラウズエリアを最大限に使えるよう配慮された「コンパクトスタイル」(初期状態)。タブバーやアドレスバー、検索バー、ブックマークバーなどのツールバーは、個別に表示/非表示を指定できる。タブバーの表示位置は通常の画面上部のほか、画面下部に変更することも可能。さらに全画面表示では、一般的な全画面表示モードのほかに、「タスクバーを残して全画面表示」を選択することができ、ユーザの目的や好み、ディスプレイの解像度などに合わせて表示方法を選択できる。
検索バーの検索エンジンはGoogle、Yahoo!、Bing、Askから選択・指定することが可能。検索エンジンは「ウェブ」「イメージ」「グループ」などで個別に指定できるようになっている。
マウスジェスチャ機能も搭載する。マウスを直線状(縦/横/斜め)に動かしたり、さまざまな向きでL字を描いたりすることで、タブの移動やページの切り替え、ページや画像の保存といったさまざまな操作を行うことが可能。設定できるジェスチャは16種類、割り当てられる動作は約40種類。ジェスチャと動作との割り当て設定はユーザが自由に編集できる。
便利な入力補助機能として「URLエイリアス」がある。アドレスバーへの短い文字列の入力で特定のURLを開くことができるもので、初期状態で「gg:google.com」「yh:yahoo.com」などが登録されている。エイリアスはもちろん、ユーザが自由に編集することが可能だ。さらに、以前入力した文字列を記憶し、キーボードからの入力を補完する「オートコンプリート」も用意されている。アドレスバーとWebページ内とで個別に有効/無効を設定できる。
Webサイト上で自動で開始するアプリケーション(Flash、ActiveX、画像、サウンド、Javaアプレット)や、自動的に開くポップアップ、広告ページなども、個別に有効/無効を設定しておくことが可能。設定はメニューバーでいつでも切り替えられる。例えば、ブラウズの途中で「(一時的に)Flashとポップアップを有効にする」といったことも簡単に行える。
「オンラインストレージ(オンラインブックマーク)」は、ブックマークやRSS、基本設定などをオンラインストレージに保存し、外部でも同じ環境で「Avant Browser」を利用できるようにするもの。インターネット接続さえされていれば、自宅、会社、外出先などにかかわらず、同じ環境でWebブラウズを楽しめる。
マルチランゲージに対応し、メニューなどの表示は30種類以上の言語に切り替えて利用することが可能。Google翻訳もビルトインされ、いま開いているWebページを翻訳して、同じ画面上ですぐに確認できる。