兵士の試験をクリアして、ようやく無職から脱出した主人公が、王からの勅命で冒険へと旅立つ王道ファンタジーRPG。謎の白い騎士から勅命の品を奪還せよ!
「パーフェリオン・リンク」は、剣と魔法の世界で繰り広げられる長編ファンタジーストーリー。舞台はシスマ王国のウルム地方。物語は、主人公の青年「クリューガー」が兵士になるための試験を受けるところからはじまる。
のんびり屋でダラダラと生きてきたクリューガーは、無職から脱するため、兵士になる試験を受けに行く。兵士になるには、地下ダンジョンにいるトロールを倒さなければならない。同じく試験を受けていた人々が次々と僧院送りになる中、クリューガーは見事、トロールを倒すことに成功。ウルムの領主「クロフォーワルト」から兵士になることを認められる。
兵士となったクリューガーは、領内で頻発している事件の解決を命じられる。なんでも西の方にあるクロマダート村の墓場で、死体が起き上がり、市民を襲っているという。どうやら低級霊が死体に憑依して暴れ回っているようだ。早速、クリューガーは親友の「マテウス」とともにクロマダート村へと向かう。マテウスは、シスマ王国の魔法使いが集まる魔法院を目指す魔法使いだった。マテウスの力を借り、ゾンビを倒してゆくクリューガー。苦労しながらもボスのゾンビを倒すが、この騒ぎは、兵士たちを鍛えるためにクロフォーワルトが画策したものだったようだ。
ゾンビ騒動を解決したクリューガーは功績を認められ、シスマ王の勅命を受けて、女性騎士「オラリル」とともに、宵闇の谷に「とある物」を回収しに行くことになる。無事、目的の物までたどり着いたクリューガー、マテウス、オラリルは、巨大な“エレメント”のようなものを発見し、持ち帰ろうとする。ところが、そこにエルツームの白い鎧をまとった騎士が現れ、なんと横取りされてしまう。仕方なくクロフォーワルトの元へ戻ったクリューガーは、クロフォーワルトから「勅命の品を取り返してきてくれ」と命じられる。こうしてクリューガーは、クロフォーワルトの娘「サビーネ」をはじめとする仲間とともに、白い騎士を追う冒険に乗り出すことになる。
戦闘のカギはエレメント。敵に合わせた戦い方を模索しよう
「パーフェリオン・リンク」は、さまざまなクエストをクリアしながら物語を進めてゆくタイプのRGP。バトルシステムは、ボス戦などの一部の戦闘を除き、シンボルエンカウント形式が採用されている。サイドビューのアクティブタイムバトルで、画面上に表示されたゲージがたまったキャラクタから行動を選択できる仕組み。攻撃方法は、武器を使用した物理攻撃のほか、特技や魔法を使った攻撃方法もあり、炎、氷、雷など、さまざまな属性が存在する。
戦闘には最大四人まで参加することが可能。パーティメンバーの特性を考えながら、前衛や後衛などの細かな設定を行える。パーティの編成は戦闘中でも変えることが可能。戦う相手によってフレキシブルにメンバーを変更できる。
武器は、鍛冶屋で鍛えることで三段階まで強化できる。武器防具以外に、「エレメント」と呼ばれる装備品も存在する。エレメントには、
- 属性攻撃のダメージを軽減する「球」
- 状態異常を無効にする「字」
- 戦闘終了時の回復量を決める「ピース」
があり、敵の特性に合わせて替えることで、大きな効果を発揮する。物語を進める際にも必要になることが多い。