アプリケーションなどが作成した「現在は使用されていない、不要なファイル」を削除し、動作の高速・安定化を図るための最適化ソフト。「FCleaner」は、WindowsやWebブラウザ、各種アプリケーションが作成するテンポラリファイル、ログファイル、バックアップファイルなどの不要ファイルを削除し、ハードディスクをクリーンに保つことを目的にしたソフト。Webブラウザは、Internet Explorerをはじめとした6種類、アプリケーションも“定番”と呼ばれるものを中心に110種類以上に対応する。プログラムをアンインストールしたり、自動起動項目を無効化(または削除)したりすることも可能だ。
メイン画面には「クリーナー」「アンインストーラ」「スタートアップマネージャ」「ツール」「オプション」「ステータス」の各ボタンが並び、機能によって画面を切り替えて利用する。不要ファイルの削除は「クリーナー」画面で行う。クリーナー画面はさらに「Windows」「ブラウザ」「アプリケーションプラグイン」のタブ切り替え式になっている。
「Windows」では、メモリダンプやテンポラリファイル、ログファイル、エクスプローラ関連のファイルなど、Windowsが作成する不要ファイルを削除することが可能。「ブラウザ」では、Internet Explorer、Firefox/Mozilla、Google Chrome、Opera、Safari、SeaMonkeyの各Webブラウザを対象に、Cookieやキャッシュ、履歴などのファイルを削除できる。
「アプリケーションプラグイン」では、Microsoft Office、Windows Media Player、Real Player、Paint Shop Pro、Adobe Flash Player、Yahoo Toolbar、Google Toolbar、Adobe Acrobat、Adobe Photoshopなど、“定番”アプリケーションの作成する不要ファイルを削除することが可能。対応アプリケーションの数は110以上に上る(パソコンにインストールされているものだけが表示される)。
削除対象は、各項目のチェックボックスで指定する。項目の選択後、「分析」を実行し、対象ファイルの詳細やサイズなどを確認した上で、問題がなければ「クリーナーの実行」で実際に削除を行う。「掃除量の合計」「今月の掃除量」といった統計情報も確認できるようになっている。
「アンインストーラ」画面では、プログラムのアンインストールを行うことが可能。Windows標準の「プログラムの追加と削除」では表示されないプログラムも表示される。
「スタートアップマネージャ」画面では、自動起動するプログラムの無効化および削除を行える。
「ツール」画面では、Windows標準の「セキュリティセンター」「システムの復元」「システム情報」「コマンドライン」「タスク」を呼び出すことができる。
「オプション」画面では、Windowsの「タスク」を利用したスケジュール実行を設定することが可能。削除方法の指定や、削除対象外とするCookieの指定なども行える。
「ステータス」画面では、掃除量の合計やシステム情報、メモリやページファイルの状況を確認できるようになっている。