Windows上からハードディスクのパーティションの管理・操作を行えるソフト。パーティションの新規作成や削除、サイズ変更などを行える。「EASEUS Partition Master Home Edition」は、ハードディスク上に作成したパーティションを管理するためのユーティリティ。本来はOSのインストール前に行うパーティションの作成や削除を、Windows上から行うことができる。パーティションのサイズ変更や移動、コピーなどに加え、パーティションを最適化したり、MBRを再構築したりといったことも可能。利用できる機能は多彩だ。
メイン画面は、(1)ハードディスクおよびパーティションの一覧、(2)ディスク内の利用状況がグラフィカルに表される「Disk Map」、(3)利用可能な機能が表示される「Action Panel」からなる3ペイン構成。ディスク/パーティション一覧では、各パーティションのラベル名やファイルシステム、使用量/空き容量などを確認できる。「Disk Map」には、ディスク内のパーティションサイズや使用比率がバーグラフ風に表示される。
「Action Panel」には、ディスク/パーティション一覧で選択したディスクまたはパーティションに応じ、利用できる機能が切り替わって表示される。ディスクの選択中に利用できる主な機能は、
- Copy disk(ディスクのコピー)
- View properties(ディスク情報の表示)
- Delete all partitions(全パーティションの削除)
- Wipe disk(ディスク内の抹消)
- Rebuild MBR(MBRの再構築)
- Surface test(ディスクの表面テスト)
また、パーティションの選択中に利用できる主な機能は、- Resize/Move partition(パーティションサイズの変更・移動)
- Copy partition(パーティションのコピー)
- View properties(パーティション情報の表示)
- Explore partition(パーティションの内容を表示)
- Change label(ボリュームラベルの変更)
- Change drive letter(ドライブ文字の変更)
- Set active(アクティブパーティションにする)
- Convert to logical/primary(基本パーティション/論理パーティションへの変換)
- Defragment(パーティションの最適化)
- Hide partition(パーティションを隠す)
- Delete partition(パーティションの削除)
- Format partition(パーティションのフォーマット)
- Wipe partition(パーティション内のデータを抹消)
となっている。設定はウィザード形式で進めることが可能。設定が終了するといったん登録され、「Apply」を実行することで、実際の処理が行われる仕組み。実行前であれば、設定を取り消すことも可能だ。そのほかにも、ブート可能CDの作成や、他人にパーティションを操作されないためのパスワード設定などの機能がある。
対応するハードディスクはパラレルATA(IDE)、シリアルATA(SATA)、エクスターナルSATA(eSATA)、SCSI、ハードウェアRAID、IEEE 1394、USB 1.0/2.0、MBR/GPT、フラッシュメモリなどのリムーバブルデバイス。ファイルシステムはFAT12/16/32、NTFS、ext2/ext3に対応する。
※編集部注:本稿はVer.8.0.1をもとにまとめられています。