高い信頼性と操作性を誇る“定番”ライティングソフト「B's Recorder」シリーズの新バージョン。大容量データを書き込めるBlu-rayの新規格「BDXL」に対応した。「ソースネクスト B's Recorder」は、CDからBlu-ray Discまで、多彩なメディアに対応した高機能ライティングソフト。CD-R/RWやDVD±R/RW、HD DVD-R、BD-R/REといった書き込み可能な光ディスクに対してデータや音楽、動画などを書き込むことができる。ライティング機能に特化することで、低価格かつシンプルな操作性を実現。新バージョン「11」では、3層/4層の多層Blu-ray Disc「BDXL」に対応。作成できるディスクの容量は現行Blu-rayの2倍以上となる100GB(3層BDXL)、128GB(4層BDXL)となる。
対応するドライブは、動作検証されたものだけでも1,400種類以上。新バージョン「11」ではドライブの自動認識機能が強化され、発売されたばかりのドライブでも性能を認識し、持てる機能をフルに利用できるようになった。
ロスレス圧縮が可能な高音質の音声圧縮コーデック「mp3HD」にも新たに対応した。従来のMP3形式は、圧縮率は高いが、元のデータと比べると音質が低下する「ロッシー圧縮」のみだったが、mp3HDでは、展開後のデータと圧縮前の元データとが一致する(音質劣化のない)「ロスレス圧縮」を行うことが可能。MP3と互換性があり、従来の再生ソフトでもそのまま再生できる(この場合の音質はMP3レベル)。
- ※「ソースネクスト B's Recorder 11」では、mp3HD機能は“お試し版”という位置付けで提供されている。初回起動時から30日以内、20曲までの圧縮を行える。継続して使用する場合は、別売の「B's Recorder 11 MP3HD拡張キット」が必要。
操作性の高さは従来バージョンと同様。データの書き込みやリッピング、既存ディスクの複製といった操作は、画面上部の大きなボタンアイコンから行える。書き込みデータの追加は、内蔵のファイルブラウザやWindowsのエクスプローラからドラッグ&ドロップすればよい。書き込みデータの容量は常に画面上に表示され、「あと、どの程度のデータを書き込めるのか」がひと目でわかる。音楽CDは、曲間の無音時間(ギャップ)の調整などを細かく設定して作成することが可能。音楽CDデータベース(CDDB)参照機能を備え、ほとんどのCDのタイトルや曲名などは自動的に設定される。動画DVDでは、通常のDVDのほか、CPRMでプロテクトされた、コピー防止機能付きのDVDを作成することもできる(対応メディア/ドライブが必要)。
データDVDの作成では、データが暗号化され、アクセスにパスワードの入力が求められる「シンプルセキュリティプラス」機能を利用できる。シンプルセキュリティプラスは、ディスク全体に適用することも、一部のファイルだけに適用することも可能だ。
作成したディスクの履歴を、インターネット上のデータ保管サービス「Evernote」に自動的にアップロードする機能も用意されている。データを作成するたびに、メディアの作成日時や書き込まれたファイル名一覧などがEvernoteにアップロードされるようになっており、メディアの管理を簡単に行うことができる。