いま携帯電話の世界では、スマートフォンが大人気だそうだ。機種変更の際、従来の携帯電話に代わってスマートフォンを選ぶ人も増加しており、来年には従来型携帯電話(フィーチャーフォン)とスマートフォンの売り上げ台数比率は1:1を超えるのではないかとのこと。1社だけで発売しているiPhoneはともかく、各社が発売するAndroid OS搭載のスマートフォンは、どんどんと新しい機種が登場しており、目移りする人も多いだろう。しかし、いざスマートフォンを導入しようとしたときに気になるのが「これまでのアドレス帳などのデータをそのまま使えるのか?」という問題だ。従来の携帯なら、機種変更の際に窓口でそのままデータを移行してもらえることが多いが、携帯電話からスマートフォンへの買い替えとなるとそうもいかない。
スマートフォンは、従来の携帯電話に比べればパソコンとの親和性は高い。このため、スマートフォンにデータを入れること自体は容易に行える。しかし、これまでの携帯電話からパソコンへデータを吸い上げるには、やはり携帯電話用ユーティリティが必要となる。また、機種変更のように一度限りのデータ移動ならともかく、携帯電話とスマートフォンとを併用する場合には、両者のデータを常に同一に保つ「同期」も必要だろう。
こんなとき力になってくれるのが「携帯マスターNX6」だ。携帯電話とスマートフォンとの間でデータを自動的に最適な形で変換してくれるので、難しいことを考える必要はないし、データの同期も簡単。なにより「仮想電話」機能により、スマートフォンを購入する前から、どのようにデータが変換されるかをシミュレーションできる。いざ機種変更してみて「困った」という失敗を防げるのだ。
スマートフォンとフィーチャーフォンを併用する人、これからスマートフォンへ機種変更しようとする人、そしてこれからもフィーチャーフォンを使い続ける人──誰にとってもお勧めできるソフトだ。
(天野 司)