システムの最適化からスパイウェアの駆除まで、多彩な機能を備えた総合メンテナンスソフト。スマートなデザインのインタフェースで使いやすい。「Advanced SystemCare」は、パソコンの最適化や修復を簡単かつ詳細に行える総合メンテナンスソフト。システムの最適化、スパイウェア/マルウェア駆除のほかにも、ディスクデフラグ、レジストリの修復、不要ファイルの削除など、さまざまなメンテナンスを行える。バージョン「4」では、ハードディスクのエラーを検出・修復する「ディスクスキャン」、Windowsの脆弱性に対処する「脆弱性修復」が追加され、まとめて解決できる問題が10項目になった。前バージョンからの機能も新エンジンの搭載で強化され、20以上の便利な機能が揃う「ツールボックス」も採用された。さらにインタフェースも一新されて、従来以上に使いやすくなった。
メイン画面には、
- 最も重要な5項目のメニュー(メンテナンス項目)がまとめられた「クイックケア」
- 10項目のメニューで、より詳細なメンテナンスを行える「ディープケア」
- パソコンのパフォーマンスを向上させる「ターボブースト」
- 20種類以上の多彩な機能を利用できる「ツールボックス」
の大きなボタンアイコンが並ぶ。「クイックケア」「ディープケア」は、システム環境やハードディスク内のファイルをスキャンして問題を発見し、最適化や修復を行うための機能。いずれも環境や必要性に応じて、実行する項目を選ぶことが可能で、効率的なメンテナンスを行える。「クイックケア」に含まれる項目は「クイックマルウェアスキャン」「レジストリ修復」「ショートカット修復」「プライバシースイープ」「ジャンクファイルクリーン」。「ディープケア」ではさらに、「パッシブディフェンス(スパイウェア/マルウェアの防御)」「システム最適化」「脆弱性修復」「ディスクスキャン」「ディスクデフラグ」の各項目が追加されるほか、「クイックマルウェアスキャン」「レジストリ修復」が「完全マルウェアスキャン」「ディープレジストリ修復」となり、より徹底したメンテナンスを行えるようになっている。
「プライバシースイープ」は、トレーサーや履歴など、パソコン内の個人データを削除する機能。インストールされているWebブラウザを検出し、ブラウザ単位で項目別(履歴やクッキーなど)に削除の有効/無効を設定できる。「ジャンクファイルクリーン」では、あらかじめ登録された約20の項目から、対象とするファイルの種類を選択してスキャン/削除を行える。スキャン/削除を行える項目にはWindowsやIEの一時ファイル、クリップボード、Windowsログファイルなどがある。
「ターボブースト」では、一時的にシステムサービスとバックグラウンドプロセスを停止し、高速化・最適化を実現できる。Windows Update、ファイル共有、ホットキーといったサービスや動作中のアプリケーションを個別に選択して、無効化・終了を実行できる。
「ツールボックス」は、ユーザ自身によるパソコン管理や問題の修復、メンテナンスを支援してくれる便利なツール集。
- レジストリや操作履歴、不要ファイルなどを削除する「クリーンアップ」
- インターネット接続速度の向上、ハードディスクやレジストリのデフラグを行える「最適化」
- ファイルの復元、ショートカットの修復、ディスクの診断などを行える「修復」
- セキュリティホールの修復、マルウェア対策などを行える「セキュリティ」
- システム情報の表示や重複ファイル、空フォルダの検索・削除などを行える「コントロール」
の各カテゴリーに分けられ、計20種類以上のツールが用意されている。そのほか、パソコンのパフォーマンスを常時監視する「パフォーマンスモニター」も搭載する。CPU、メモリ、ディスク、ネットワークそれぞれのシステムにかかる負荷をリアルタイムでモニタし、コンパクトなウィンドウに表示する。パフォーマンスの低下が検知されると解決策が提案され、速やかに修復を実行できる。
バージョン「4」では、画面デザインを変更するためのスキン機能も導入された。初期状態で10種類以上のスキンが用意され、好みで切り替えられる。IObitのサイトからスキンをダウンロードして利用することも可能だ。