天使の少女がとある理由で下界に降り立ち、仲間の協力を得ながら冒険を繰り広げるRPG。下界に降り立つ天使の目的とは?
「天使のうつわ」は、天使の少女「レイスアール」を操作して、数々のダンジョンを踏破してゆくファンタジーRPG。物語は、レイスアールが下界へと向かうところからはじまる。悪魔界に落ちてしまったレイスアールは、自分を食べるために追いかけてくる敵から逃れつつ、下へ下へと進んでゆく。
レイスアール自身は言葉を発しない。ストーリーは(基本的に)サブキャラクタのセリフで進行してゆく。そのためシナリオは必要最低限といえるもので、ゲームの中心はダンジョンの探索や敵とのバトルとなっている。ダンジョン内には無数のカラフルなカードが散らばり、拾うことでステータスがアップする仕組み。上がる能力はカードの色ごとに異なる。そのほか、敵と戦って勝つと経験値を獲得でき、一定以上たまるとレベルがアップする。レベルが上がるにしたがって、キャラクタの能力もアップする。
ダンジョンを進むには、「扉」を「カギ」で開ける必要がある。扉には「茶」「青」「赤」の3種類があり、茶は「カギ」、青は「魔法のカギ」、赤は「金ぴかのカギ」で開けられる。ダンジョン内には赤と黒の敵が存在し、赤い敵は倒すとカギなどのアイテムを落とす。敵に遭遇した場合には、できるだけ逃さずに倒したい。
冒頭でNPCから手渡される「アイテム図鑑」「武器図鑑」「アクセサリー図鑑」には、集めたアイテムが登録されてゆく。ある程度ゲームを進めると、倒した敵が登録される「魔物図鑑」も手に入る。各図鑑には図鑑完成度がパーセントで表示されるので、「完成度100%を目指す」という遊び方もできる。
属性スキルを使った攻撃で敵を蹴散らせ!
戦闘は、ボス戦などのイベントバトルを除き、(基本的に)シンボルエンカウント方式。スピード能力が高い順に行動する、サイドビューのターン制バトルとなっている。コマンドは、武器で攻撃する「攻撃」、固有技や魔法を使う「スキル」、ダメージを半分にする「ガード」、回復アイテムを使える「アイテム」の四つ。敵の残りHPなどを確認したい場合は、敵を選択して【Q】キーを押せばよい。序盤は「クリティカル」によって一撃死(戦闘不能)になる確率が高い。敵のクリティカル攻撃を防ぐ装飾品「赤いブローチ」を肌身離さず持っておこう。
スキルは、レベルアップをしても覚えることができない。スキルを使うには、青い本を読むか、魔法を買うかしないといけない。青い本はダンジョンに限らず、さまざまな場所に落ちており、魔法は各所で出合うアイテム屋から購入できる。スキルは「ヒーリング」「キュア」といった味方を回復させるものや、「ディフェンスアップ」「マジックアップ」など、味方の能力を一時的に上げるもの、「ポイズン」「ダーク」といった敵を状態異常にするもの、さらに「ファム」「フリズ」といった魔法攻撃など、さまざまなものが用意されている。
魔法攻撃には「火」「氷」「雷」「水」といった属性があり、キャラによって使えたり、使えなかったりする。例えばレイスアールは氷魔法が苦手なため、「フリズ」などの氷系魔法を使えない。ただし、「イメージ」と呼ばれる装飾品を装備すれば、レイスアールも氷魔法を使えるようになる。イメージの中には、特定のステータス異常を防いだり、属性の効果を弱めたりするものもある。