ジャンプとテレポートを駆使してゴールを目指す、ユニークなシステムのアクションパズルゲーム。瞬間移動を繰り返しながら、二つの塔の構造の違いを利用してゴールを目指す
「テレポー塔プラス」は、二つの塔の間をテレポートすることで、一方の塔内の移動だけでは決してたどり着けないゴール地点への到達を目指す2Dアクションパズルゲーム。道なきところに道を見出し、ステージを攻略してゆくのがゲームの醍醐味。前作「テレポー塔」の50ステージ(リメイク)に新たな50ステージが追加されたパワーアップ版で、前作以上に難しく、おもしろくなった。同梱のステージエディタを使って、オリジナルステージを作成することもできる。
ゲーム画面は、ブロックに囲まれた同じサイズのフィールド(塔)が左右に並ぶ独特の形式。主人公(藤田)は、二つの塔の対応する座標間を、テレポート能力で瞬時に移動できる。二つの塔はサイズこそ同じだが、壁や床、トラップなど、内部の構造に違いがある。塔の間を交互に移動しながら、構造の違いを利用することで、「本来なら到達できない場所に到達できるようになる」仕組みだ。
主人公がいるのとは反対の塔には(主人公の)影が表示される。影は主人公の移動にともなって動き、テレポート先が正確にわかる。移動先に壁などの障害物がある場合は、影が障害物と重なって、テレポートできないことを示す赤い「×」印が表示される。
どちらか一方の塔には必ず「光石」が存在し、主人公が光石に触れた瞬間にステージクリアとなる。
ゴールへの道はジャンプとテレポートを上手に組み合わせること
操作はキーボードまたはジョイパッドで行う。主人公の左右移動は【←】/【→】キー、ジャンプは【Z】、テレポートは【X】で行う(設定により、キーを入れ替えることも可能)。
主人公のジャンプ力はあまり強くないが、ブロック3個分の高さまでなら、ブロックの角や壁の手がかりなどに飛びついて、ぶら下がることは可能(ぶら下がりは自動で行われる。ただし、角の欠けたブロックにはぶら下がることはできない)。ぶら下がった状態からジャンプして上の床に飛び乗ったり、2ブロック上の手がかりにぶら下がったりすることで、壁を登ることもできる。
ジャンプや落下の速度は遅め。落下というよりも滑空に近く、【←】/【→】を押すことで、空中で方向転換することも可能だ。
テレポートは、移動先に障害物がある場合を除き、いつでも行える。待ち時間なしで瞬時に移動でき、ジャンプの勢いなども移動先でそのまま維持される。これらの特徴を利用することで、ジャンプまたは落下とテレポートとを交互に繰り返しながら、双方の塔の足場から足場に飛び移って移動してゆく。
前作の50ステージと新作の50ステージ、どちらからでもチャレンジできる
フィールド上にはさまざまなオブジェクトが登場する。なかでも登場回数の多いのが、トゲの生えた丸いオブジェクト。主人公がこのオブジェクトに接触すると、一発でミスとなる。このオブジェクトが配置されているルートは可能な限り避けた方がよい。ただし、床にこのオブジェクトが1個か2個だけ並んでいるような場合は、危険だがジャンプして飛び越えることができる。壁の上にこのオブジェクトがある場所に飛びついてぶら下がっても問題はない。
青いトランポリンのようなオブジェクトを利用すると、通常よりも遥かに高くジャンプできる。このオブジェクトが縦に並んでいる地点では「ジャンプして下から突き抜け、タイミングよくジャンプキーを押して、さらに高い位置までジャンプする」といった使い方ができる。
フィールド上に半透明の黄色い四角で表示されるのはテレポートゾーン。必ず二つ一組で登場し、ゾーンに入っている間にテレポートキーを押すと(通常とは異なり)別の塔ではなく、もう一方のテレポートゾーンに移動する。二つのテレポートゾーンはサイズも形状も同じ。なかにはテレポートゾーンが複数組出現するステージもあり、この場合はセットごとにゾーンの色が異なる。
ステージは、10ステージでワンセット。ステージセレクトはセット単位で行われるため、10ステージを攻略する前に中断した場合は、セットの最初のステージからのやり直しとなる。「テレポー塔プラス」では、前作の最初の10ステージ(リメイク)、または新作の最初の10ステージのどちらからでも自由にチャレンジできる。