五人のメンバーが中心となり、「メモレンジャー」に変身してミュータントと戦う、戦隊モノ風味のSF-RPG。脳のリミッタを解除して変身し、人類を襲うミュータントを殲滅せよ
「脳(ブレイン)戦隊 メモレンジャー(BrainForce MEMORANGER)」は、最新の脳神経科学研究の知識が随所に盛り込まれた、ボリューム満点の長編戦隊SF-RPG。ゲームの制作には、第一線で活躍する科学者が数多く参加。総計200人以上のキャラクタ、400種類以上のミュータントが登場する。多くのサブシナリオが絡み合う、フリーシナリオに近い形式のシステムとなっている。
ゲームの主人公は、脳に秘められた高い「脳力」を駆使して戦う「メモレンジャー」の五人。メモレンジャーの戦う相手は、人々の気づかない間に世界中に広がった異種変異生物「ミュータント」。能力が高く、通常の人間の力ではとても対抗できない。対抗できるのは脳のリミッタを解除して、限界近くまで力を出せるメモレンジャーだけ。そしてメモレンジャーになれるのは、類い希な脳のポテンシャル(脳力)を持つ者だけだ。その高い脳力値で新たにスカウトされた「ロベルト=前野」「織部葉子」「アミグダーラ」と、すでにメモレンジャーとして活躍する「美条閣蒼」「矢城海刃」の二人を合わせた五人の戦いが、ここにはじまる……。
メインキャラは五人だが、サブイベントをクリアすることで使えるようになるキャラなどが別途、用意されている。
変身しての戦闘と変身しないでの戦闘をバランスよく行い、キャラを成長させよう
ゲームシステムはやや複雑。まず、戦闘そのものは一般的なRPGツクール作品と同様のターン制。出現した敵(ミュータント)とフロントビュー形式で戦う。戦闘方法は2種類ある。各キャラクタは変身せずにそのまま戦うことも、またコンバータを使って1ターンを消費し、メモレンジャーにトランスミット(変身)して戦うこともできる。
変身すると、メモレンジャー専用の特殊な武器(ソードとフェイザー)を使えるようになり、スキルなどの威力も強力になる。ソードとフェイザーを使って攻撃することで、RACSコンソールにPP(Plasticity Point)と呼ばれるエネルギーを蓄積することも可能だ。
キャラクタのレベルアップは、戦闘で自動的に行われることはない。キャラクタの戦闘力を強化するにはRACSコンソールを使用し、たまったPPをATK/DEF/CON/AGLの各パラメータに割り振る必要がある──つまりキャラクタを強くするには、変身した上でソードかフェイザーを使って戦闘しなければならない。
新たに強力なスキルを身につける(閃く)には、変身しないで戦う必要がある。そのためキャラクタをバランスよく成長させるには、2種類の戦闘方法を上手に使い分けなければならない。新たなスキルは、特定のスキルを使い込むことで、当該スキルから派生したものを習得することが可能。ストーリーが進むと、習得したスキルを連係させて発動できる連係複合攻撃(Synfire Chain)も使用できるようになる。基本的な考え方としては「倒すのに手こずるような強力な敵を相手にしたときは変身して戦い、すぐに倒せるような敵の場合はそのまま戦う」ようにすればよい。
余裕ができたら開発セクションを訪れて、武器・防具やアイテムを強化しよう
メモレンジャーの武器・防具や攻撃・回復アイテムなども強化できる。武器・防具のカスタマイズは、武器防具開発セクションで行う。カスタマイズには、ダンジョンの探索やミュータントとの戦闘で時折入手できるバイオチップを使用する。必要な数のバイオチップを使うことで、より強力なウェポンやアーマー、ヘルメットを作成することができ、以降の戦闘を楽にしてくれる。作成した武器・防具は(メニューで)装備する必要がある。
スロット開発セクションでは、「スロット」と呼ばれるアイテムを使ったスキルを開発できる。開発したスキルをRACSコンソールを使って装備することで、特殊脳力による攻撃や回復が可能になる。一度装備したスロットは、装備変更すると古いものがなくなってしまう。開発には、戦闘で得られたDNAチップをお金のように投資する必要がある。投資は全額一括ではなく、分割払いすることが可能だ。
RACSコンソールは、スロットの装備や戦闘力強化に使えるほか、NeuroNetworkを使った、本部オペレータとの情報交換にも利用できる。オペレータからは、現在置かれている状況やイベントに応じて、さまざまな情報を得ることが可能。通信で得られた情報をもとに、新たなイベントが発生することもある。
RACSコンソールにはそのほかにも、
- PP値を配分してBrainStormレベルを上げることで、技の習得率を上げる機能
- Mutant Surveyと呼ばれるミュータント図鑑機能
などが装備されている。RACSコンソールはゲームの中心となる重要なアイテムなので、バッテリー切れで使えなくなったりしないよう、本部で小まめに充電しよう。