「LauncherOnSchedule」は、日付や曜日など、決まった日の決まった時刻にアプリケーションを起動させることができるソフト。アイテムの登録は、実行中のプログラムウィンドウから簡単に行える。

起動すると、その時点で実行されているプログラムウィンドウの一覧が読み込まれ、メイン画面に表示される。「LauncherOnSchedule」の特徴のひとつが、この一覧からプログラムを簡単に登録できること。ウィンドウを選択するとウィンドウイメージのサムネイルが表示され、確認しながら登録できるようになっている。登録が完了すると、メイン画面下部の「登録プログラム一覧」に追加される仕組み。アイテムの登録は、フォルダから選択して行うこともできる。

登録プログラムの起動方法は、

• プログラム一覧から選択して「RUN（起動）」ボタンを押す
• プログラム一覧をダブルクリックする
• 【Windows】＋【A】キーで表示されるポップアップパネルをクリックする

プログラムランチャでの「START時」は、要するにWindowsの「スタートアップ」と同じではないかという話になってしまうかもしれないが、スタートアップに追加・削除する操作は結構面倒くさいのと、起動遅延時間の設定ができることもあって、「スタートアップには『LauncherOnSchedule』だけを登録しておき、あとは『LauncherOnSchedule』のスケジュール機能を使う」というやり方もアリだと思う。

実行中ウィンドウからプログラム登録ができるのも便利な機能。実行中ウィンドウの読み込みは基本的にリアルタイムに行われるが、アプリケーションによっては読めないものもある。そうしたアプリケーションはフォルダから選択して登録する必要がある。

このソフトの作成以前は、別のランチャソフトをつかっていたのですが、いろいろと不満があり、そのたびにランチャソフトを変えていました。しかし、いっそ自分で修正可能な自前のランチャソフトがひとつ手元にあれば、機能追加が自由にできるので便利だと思い、作成しました。このため、公開はしていますが、あまり人に使ってもらうことを意識せずに、自分で必要なものを順に実装していったら現在の仕様になりました──というのが正直なところです。

開発中に苦労した点
プログラム起動の部分以外は他のソフトから引っ張ってきたプログラムが多いので、作成上の苦労はあまりありせんでした。たぶん一番時間がかかっているのはユーザインタフェースのレイアウト調整とアイコン作成だと思います。

ユーザにお勧めする使い方
OSがWindows XPの場合──以前より改善はされましたが──「スタートアップ」フォルダに複数の常駐プログラムを登録すると、起動が重なってトータルの起動が遅くなるのは知られている通りです。本ソフトを「スタートアップ」フォルダに登録して、他の常駐プログラムは本ソフトから時間を調整して起動するようにすれば、起動時の負荷が平準化され、結果的に起動が速くなります。特に、起動順序に依存関係があるソフトの場合は、起動までの遅延を調整すれば、思った順序で起動できます。

また、このランチャはプログラムの実態がどこにあるのか意識せずに登録・削除が簡単にできますので、よく使うプログラムが変わるような場合は便利です。あと、Windowsのスケジューラの機能がイマイチ使いずらいので、スケジューラとしての使用も便利です。拙作の「Telopper」との組み合わせで、指定日時にToDoメモを表示させたりしています。

今後のバージョンアップ予定
特に、バージョンアップをスケジュール化しているわけでないのですが、自分で必要な機能があれば即日入れますし、特にそういうことがなければ、ずーっとこのままかましれません（笑）。漠然と考えているのは、ホットキーで呼び出すマニュアル起動画面に表示するプログラムをもう少し少なくしたいのと、プログラムのライフチェックを行い、プログラムが落ちたら再起動を行うような機能等を考えています。