青空文庫形式テキストファイルのルビや傍線などの処理個所を変換できるソフト。「RubyMate」は、インターネットの電子図書館「青空文庫」で公開されているテキストファイルを、さまざまな環境で読めるように加工を施すためのソフト。青空文庫ではルビや傍点、傍線などの表現に独自の書式を採用しているが、その書式を変換することで、青空文庫形式に未対応/部分対応のアプリケーションでも利用しやすいようにできる。別形式のファイルを青空文庫形式にしたり、文字列を置換したりといったことも可能だ。
操作は、(1)処理したいファイルをメイン画面にドラッグ&ドロップし、(2)処理内容を指定して、(3)「変換」ボタンを押して実行する、という手順で行う。変換後のファイルは、元ファイルと同じフォルダに「元ファイル名(RubyMate変換).拡張子」の名前で保存される。付加される文字列は、別のものに変更することも可能だ。
設定できる項目は多彩。大きく「注記関連」「ルビ関連」「文字列置換」に分けられ、「注記関連」では、
- 傍点/傍線をルビで代用する
- 太字をルビまたは括弧で代用する
- 感嘆符疑問符複合外字を!?で代替
- 外字の○付き数字・ローマ数字を代替
などを設定することが可能。「ルビ関連」では、- (ルビ)を《ルビ》に変換する
- ルビではない《》を置換する
- ルビをすべて除去する
- ルビ中の空白を除去する
などを設定できるようになっている。「文字列置換」では、四つまでの文字列を指定して置換を実行できる。