デスクトップ上の文字情報を取り込み、テキストとして利用・保存できるようにするソフト。テキストのほか、ウィンドウの詳細な情報を取得したり、WebページからHTMLソースを取り込んだりすることも可能。「ポイント位置の文字列取得」はその名の通り、マウスポインタで指された位置の文字情報をテキストとして取得できるソフト。マウスドラッグで選択できる文字列はもちろん、通常の操作では選択できないメッセージウィンドウ、ダイアログ内の文字、エクスプローラで表示されるファイル/フォルダリストなどを取得することも可能。Internet Explorerで表示されたHTMLドキュメントからもテキストを取り込める。最大65,536文字までの文字列を取得できる。
メイン画面は、上下二つのテキストボックスから構成される。上段にはマウスポインタ直下にある文字列が、下段にはウィンドウ(デスクトップ)全体の文字列が一覧表示される。HTMLドキュメントの場合は、ポイント位置のテキストが上段に、タグを含むソースが下段に表示される。
使い方は簡単。
- 起動して(ウィンドウ情報の取得の)「開始」を実行する
- 取り込みたい文字の上にマウスポインタを置く
- 情報の取得を「停止」する
「開始」すると、マウスポインタ位置のウィンドウ情報がテキストボックスにリアルタイムで表示され、「停止」すると、テキストボックス内の情報が、現在表示されている文字列に固定される。取得した情報は、コピーしてテキストエディタなどに貼り付けて再利用することが可能。対象ウィンドウがHTMLドキュメントの場合は、取得対象をテキストのみにすることもできる。リストビューは、各行をタブ区切りまたはカンマ区切りにして取得できる。ツリービューでは、下位の階層をインデントして取り込むことができ(前にタブが挿入される)、Excelなどに貼り付ける際、テキスト内容がセルごとに適切に分割されるよう配慮されている。
テキストだけでなく、
- HTMLドキュメントでは、最上層からポイント位置までのタグ階層(タグ名、ID名)
- それ以外のウィンドウでは、ウィンドウの詳細情報(ハンドル、クラス名、タイトル、位置、親ウィンドウ、子ウィンドウ情報)
も取得できる。リストビューでのテキスト取得では、複数列のリストビューのうち「1列目のみ取得」するように設定することも可能。HTMLドキュメントからの取得時に、文字列が制限文字数を超えたとき、ファイルに保存する機能もある。