ソフトを開発しようと思った動機、背景インターネットがまだ一般的でないころ、小学生の子どもに対して、インターネットを利用した調べもの学習を実施しました。当時は、いまよりも子どもが利用できるWebサイトは少なく、絵などの画像の多いページや英語サイトをメインに、リンク集のような形で利用しました。
小学生の子どもにとって、英語は未学習分野であることから、翻訳ソフトを併用してインターネットを取り入れることを試みました。未学習の英語でも、日本語に翻訳さえすれば、子どもでもインターネットを利用できるだろうという考えでした。
しかし、その結果として、小学生の子どもは、英語が読めない前に「まずは漢字が読めない」ということがわかりました。学習中は「この字なんて読むの?」「この字の意味は?」などの子どもの質問攻撃に始終し、調べもの学習どころではありませんでした。この漢字情報を取り去ることが、子どもにとって快適なインターネット環境を提供する第一歩になると、身を持って痛感しました。以上のような背景から「ひらがなナビィ」は開発されました。
幸いにも多くの小学校において「ひらがなナビィ」を取り入れていただき、ご意見・ご要望を加えながら、Ver.2でフィルタリング機能やローマ字変換表示機能を、Ver.3では要約機能やリンク集機能を搭載し、バージョンアップを図ってきました。
最新のVer.3-6では、これまで非対応だったUnicode(UTF-8)で記述されたページのひらがな変換表示に対応しています。
((株)富士通ラーニングメディア)