ドライブの最適化機能にレジストリのクリーンアップ機能などが統合されたWindows快適化ソフト。画面の表示やセキュリティなど、Windows設定をカスタマイズすることも可能。「PowerX PerfectDisk Rx Suite」は、Windowsの設定やドライブの状態を最適化することで、本来のパフォーマンスを引き出すための環境改善用ソフト。「PCの健全化へのステップ」として用意されているのは、
- ドライブの最適化(デフラグ)
- レジストリのクリーンアップ
- 空き領域の最適化
- トレース情報の消去
の4項目。ホーム画面(起動後初期画面)には、4項目の総合的な状態が「ヘルスチェック」のレベルで表示され、問題がある場合は「いますぐ健全性を改善」を実行することで、直ちにすべての対策が行われる。各項目の状態を個別に確認し、個別に改善することも可能だ。「ドライブの最適化」は、ハードディスクの断片化を解消するデフラグ機能。ドライブ単位のほかにファイル単位でのデフラグも可能。ディレクトリやメタデータフェイルなどを最適化するオフラインデフラグも行える。デフラグ実行前と実行後の断片化率やドライブパフォーマンスは、数値やグラフで確認することが可能だ。
オプションでは、最適化の実行スケジュールや断片化の許容度(断片化率が指定値に達すると、自動で最適化を行う)などを設定できる。書き換え頻度に応じてファイルを再配置する「SMART Placement」の設定も行える。
「レジストリのクリーンアップ」は、不要なレジストリ項目を削除してくれるもの。スタートアップや共有DLL、アプリケーション情報などのレジストリ項目の中からクリーンアップしたいものを選べる。削除を実行する前に、レジストリキーをバックアップしておくことが可能で、ロールバック機能で復元することができる。
「空き領域の最適化」では、テンポラリファイルやごみ箱の内容を削除したり、重複ファイルを削除したりすることで、空き容量を確保する。
「トレース情報の消去」では、最近使ったファイルの履歴やWebブラウザのキャッシュ、検索の履歴、クッキーなど、個人情報の特定や漏洩に関連のある情報を消去できる。
さらに、Windowsの設定を「カスタマイズ」することも可能。
- パフォーマンス:メニュー表示の高速化やアニメーション表示などのエフェクトを無効化する
- セキュリティ:ブラウザのエクステンション機能やFlashアニメーションを無効化に加え、文書やネットワークの履歴などをを残さないようにする
- 表示:バルーンヒントやCD/DVDのオートラン機能の無効化。マイドキュメントフォルダや最近使ったファイルなどをスタートメニュー内に表示しないようにする
そのほかにも、スキンによるウィンドウ外観のカスタマイズ、バッテリ駆動中のデフラグ動作の停止、レジストリクリーンアップや空き領域最適化の実行間隔などを設定することが可能だ。