ソフトを開発しようと思った動機、背景
【ヒデ/企画制作担当】 大人が主人公の物語が作りたかった、というのが一番の動機です。大人でなければ言えない台詞、大人が言わなければ重くない台詞、大人の雰囲気のストーリー……果たして、それらを表現できているのかどうかは、プレイヤーのみなさまにご判断いただけましたら幸いです。【辺境紳士/イラスト担当】 前作(「今の風を感じて」)の挿絵を担当したこともあって、総製作指揮のヒデさんからお誘いが来たというのが実際の背景でしたが……お誘いがなくても首を突っ込んでいたのは間違いないところでしょう(笑)。前作での経験・教訓を生かして、より精度が高く、おもしろい仕事ができるだろうと思ったのが、動機としては多分最大だと思います。今作はシェアウェアということで、自分の絵がどこまで研ぎ澄ませられるか試してみたかったこともありますね。
開発中に苦労した点
【ヒデ/企画制作担当】 もともとが「嘗て最強」という設定の主人公。RPGですので、主人公が強くなっていかなければゲーム性が生じず……どうしようか? と悩みました。結果、ゲームの進行に合わせてキャラクタが強くなる要素と合わせて、ユーザの操作性も向上していくという変わった戦闘システムとなりました。
【辺境紳士/イラスト担当】 描くべきグラフィックの量を見積もった後、それを遅滞無しにすべて描ききることができると自己暗示するのが大変でした。あとは地道な作業が延々と続きましたが、これは概して楽しかったので……苦労にはカウントしないでおきましょうか。
ユーザにお勧めする使い方
【ヒデ/企画制作担当】 駆け足で本編のみを突き進めば比較的短いストーリーなのですが、多くの隠し要素を含んでいます。隠しキャラ、隠し敵、隠しシナリオなどなど……ぜひ、達成率100%を目指してみてください。
【辺境紳士/イラスト担当】 ゲーム本体に負けず劣らず、挿絵には知恵と技巧と思い入れと遊び心を詰め込みました(一部の挿絵には、加工前の完全版がおまけされています)。これらを鑑賞者それぞれのペースで見ることをお勧めしましょう。それはそれとして、挿絵が添えられた物語世界をじっくり味わっていただけるとうれしい限りです。
今後のバージョンアップ予定
重要度の高いバグが発見されましたら、随時対応を行っていきます。
現在、同世界観のRPG「女神の涙」のリメイクを行っており、こちらもベクターにてシェアウェアとして配信予定です。同じく、同世界観のRPG「今の風を感じて」もプチリメイクを行いまして、こちらはフリーソフトとしてベクターにて配信中です。
(ヒデ)