理科の授業で使える凸レンズシミュレーション
光の屈折を表す図がわかりにくいと思ったことはありませんか。中学生の頃,「図ではろうそくの火のところからしか光が出てないのにどうしてレンズの反対側にろうそく全体の像ができるんだろう。」とか,「図では光が3本しか出ていないけど,他の方へ行く光はないのかな。」というふうに悩んだことを覚えています。理科を教えるようになって,レンズを扱いましたが,へたをすれば作図の練習に終始してしまうような気がして寂しい思いをしました。
そこで,光源から放射状に光を発し,その光線のそれぞれが幾何光学にしたがって屈折したり直進したりするところが見られるようなソフトを作り,レンズの学習のイメージづくりに役立てようと考えたわけです。
DOS版を作ったとき(1994)からずいぶん時間がたちました。その後、市販のソフトで同様なものも現れましたが、このアイディア(放射状に光を出す)によるソフトは私が最初かなと思っています。