エディタ部に数式をそのまま入力して計算できる電卓。計算履歴の編集やテキストファイルでの保存が可能。各種関数を組み込んであり、ユーザ定義関数も使用できる。
「めも電卓」は、画面左側にエディタ部、右側に変数リスト/テンキーが配置された画面構成。計算式はエディタ部に入力する。計算式を入力して【Enter】キーを押すと、次の行に計算結果が表示されるという仕組みだ。入力はキーボードからでもマウスでも行える。括弧や四則演算の優先順位も通常の計算規則通りに自動判定してくれる。
計算には変数を使うこともできる。宣言した変数は変数リストに表示され、ここからエディタ部に挿入することが可能。宣言できる関数の数は制限がない(メモリ容量に依存する)。また、三角関数、指数・対数関数、日付・時刻関数など、多彩な関数を実装しており、関数メニューから簡単に挿入することができる。関数のユーザ定義が可能で、こちらもメニューから呼び出せるようになっている。
0で割ったり、括弧が閉じていなかったり、あるいは未定義の変数を使ったりと、計算式に不備がある場合はエラーメッセージが表示される。また、キャレットがエラー発生位置に移動するので、原因の確認と修正も容易に行うことができる。
計算履歴はエディタ部にそのまま表示され、間違えた部分の訂正・再計算も簡単。計算機能をOFFにすることで単体のテキストエディタとしても使うことができ、履歴を編集して文書を作成できる。編集機能としては切り取り/コピー/貼り付けに加えて、直前の計算結果をコピーする機能がある。検索・置換機能、印刷機能も備えている。
計算結果やエラーメッセージ、コメント行、変数リストのフォントや文字色・背景色のカスタマイズをすることも可能だ。