「Parallels Desktop 17」は再起動せずにMac上でWindowsを高速に安定して実行する仮想化ソフト。今秋リリース予定のmacOS Montereyに対応予定。正式リリース後にはWindows 11もゲストOSとして対応する予定。
最新版の開発コンセプトは、「macOS Monterey 12.0 への対応」「Intel / Apple M1 搭載 両Macに最適対応」「グラフィック パフォーマンスの強化」「さらなる高速化」「Mac と Windows のさらなる親和性強化」との事。
以下に今回のバージョンアップのポイントを記載する。
「macOS Monterey 12.0への対応」
- macOS Monterey 12.0をホストOS、ゲストOSとしてサポート(正式リリース後)
- より簡単なセットアップ方法と自動リソースマネージャーの提供
- macOS Montereyネイティブの仮想化システム拡張に対応
- ネットワーク接続に於ける信頼性向上と、より多くのUSB機器をセキュアな接続でサポート
「パフォーマンスの向上」
サポート対象のMacを所持しているユーザなら下記のパフォーマンスの向上が見込めるとの事。
- Windows及びLinuxのレジュームが、最大38%高速化
- OpenGLのグラフィックスパフォーマンスが、最大6倍も高速化
- 2Dグラフィックスが最大25%高速化
また、Apple M1チップ搭載のMacやIntelプロセッサ搭載の Macを利用しているなら、更なる恩恵が受けられるとの事だ。
「Windows 10およびWindows 11に対応する新しいディスプレイドライバ」
- ディスプレイドライバが改良され、Windows UIの応答性と同期ビデオの再生環境がよりスムースに
- 多くのWindows用ゲームのフレームレートが向上。より快適なゲーム環境を提供すると共に、Macディスプレイとの同期を強化