もう1つの「アレンジ」だが、インターネットから利用しようとした画像はサイズや解像度が低い事が多い。素材として使えない事が多々あるのである。
そのような場合に役立つのが「アレンジ」だ。写真サイズや解像度が低くても問題ない。
一枚の写真から様々なパターンのデザインを提案してくれる。白い余白も全て埋めてくれる。
文字や背景以外にも、ディスクをデザインする上で重宝する機能や素材が豊富に搭載されている。どれも簡単に使えるのが魅力的だ。
今度は「印刷」面について記載していこう。
「らくちんCDラベルメーカー」は、印刷にもこだわっている。
その1つにサイズ指定がある。
ディスク印刷で「ディスクサイズの指定」はとても重要だ。
DVDやCDは、メーカーによって盤面の印字領域が異なる。印字可能領域のサイズが若干違うのだ。
このサイズを指定しておかないと、印字領域からインクがはみ出したり、寸足らずになったりする。
プリンタ側でこの印字領域を指定するのは面倒なのだが、「らくちんCDラベルメーカー」は簡単に指定できる。
また各メーカーのディスクもあらかじめ登録されており、また0.1mm単位で細かい調節も可能である。
ディスク印刷時に発生するずれの微調整も可能だ。
試し印刷も可能である。
焼いたディスクで印刷ミスほど最悪な物はない。
どのような印字になるか?本番の印刷前にA4用紙にテスト印刷する機能も搭載されている。
長々と「らくちんCDラベルメーカー」の良い所を記載したが、そろそろ最新版で何が変わったかを記載するとしよう。
まず、新機能のすりガラス機能が搭載された。
上記でも触れたが、背景に使用する写真にすりガラス風のエフェクトを加える事ができる。
すりガラスの強度も選ぶ事ができ、パターンは豊富に収録されている。
そして、最新版で大きく変わったのが編集画面だ。
編集で使用するボタンの見直しや、よく使うボタンのカスタマイズ、写真の切り抜き機能の強化等々、基本的な使い勝手が大幅に向上している。
初心者に優しいこのシリーズが、更に使いやすくなった点は評価が高い。
派手な機能面の変更こそはないが、「らくちんCDラベルメーカー」は23回目のバージョンアップである。
機能面においてはすでに申し分の無いソフトであるので、今回のような使い勝手の向上は好印象だ。
初めてこのシリーズを購入する方にも強くお勧めできるソフトに仕上がっていると言えるだろう。