あらかじめ指定したニュースサイトから自動的に最新のニュース記事を取得し、デスクトップ上にテロップ風に表示してくれるソフト。音声の読み上げにも対応している為、パソコンで作業をしながら最新のニュース情報を効率的にチェックできる。
今回のバージョンアップにより、ニュース表示エリアをこれまでの半分以下に小さくできるようになり、作業領域の邪魔にならないような工夫が施された。また、ニュースの流れる表示速度を更に遅くできるようになったり、広告エリアを廃止したりできるようになる等、これまでよりも使い勝手が向上した。
本ソフトを起動すると横長のメイン画面が表示され、ニュース記事が右から左へ流れていくのが確認できる。画面の構成は、ニュースの表示エリア、音声読み上げのON・OFFボタン、設定ボタンの3つで構成されるシンプルなデザインで、ウィンドウサイズを変更すれば好みの大きさで表示できる。
ニュースの表示エリアには、各ニュースサイトから取得されたタイトルと記事が順番に表示される。デフォルトでセットされているニュースサイトは、NHK、IT mediaニュース、Yahoo!ニュース、朝日新聞、The New York Times(英語版)の5つで、これらは設定画面から「表示対象」のチェックボックスをオン・オフする事で表示・非表示を切り替えられる。
画面に流れるニュースのテキスト部分をクリックするとWebブラウザが立ち上がり、ニュースサイトのページに遷移する。気になる記事があればワンクリックで詳しい記事が読める仕組みだ。
音声での読み上げにも対応している為、画面に流れるテキストを目で追わなくても、ラジオのように他の作業をしながら、最新のニューストピックをチェックできる。ウィンドウを最小化しても音声の読み上げが途切れる事はないので、テロップが流れると気が散るという場合は、音声読み上げ専用で使用すると良いだろう。英語のニュースサイトの場合は「英語サイト」のチェックボックスをONにしないと、英単語を1つずつ読み上げるような、おかしな読み方になってしまうので注意が必要だ。
パソコンで他の作業をしながらニュースを流したい時は、設定の電光掲示板設定から「最前面に表示」にチェックを入れておくと、ウィンドウが常に最前面に表示されるので便利だ。
設定画面から自分の好きなWebサイトを登録する事で、デフォルトでセットされているニュースサイト以外のニュースを流す事もできる。この際、登録時に入力するURLは通常のURLではなく、RSSのURLなので注意が必要だ。普段からフィードリーダー等を活用している人なら迷う事はないだろうが、そうでない場合は「URLを入力したのにニュースが表示されない」と慌てる事のないようにしてほしい。
メイン画面は電光掲示板のようなユニークなデザインが特徴だ