キャッチフレーズの前半は、前バージョン「25」の“愛されて25周年!”から“見せたくなる年賀状が作れる”に変わったものの、後半の“「たのしく・かんたん・きれい」をコンセプトにした年賀状ソフト”は揺るぐことはない。そんな「筆ぐるめ」も今回のバージョンで「26」となった。今回の目玉はなんといっても「レイアウト」メニューに追加された「小学生向け」グループだろう。2020年度から開始される、小学校でのプログラミング教育の必修化を見据えたものだと思うが、年賀状や名刺(おなまえこうかんカード)などのカード類に混ざって、「じかんわり」という項目があるのがおもしろい。ここでは「くだもの」「うちゅう」「ロボット」などをモチーフにした、そのものズバリの時間割表レイアウト10種類と、通学時の予定表2種類、夏休み用の予定表2種類の計14種類のレイアウトを利用できる。親御さんなどのサポートを受けながらも、自分で時間割・予定表を作成・印刷できれば楽しいだろうし、日々の行動にも張り合いが出てこようというものだ。
長い期間をかけてブラッシュアップされ続けてきたソフトだけあり、スムーズな操作感は文句の付けどころがない。主要機能で呼び出し方がわからなかったり、使い方が難しかったりといったことはなく、必要なときに必要な機能を呼び出せるようになっている。
ご自宅にプリンタがない場合でも、作成したレイアウトはセブンイレブンやネットプリントサービスで印刷することが可能。セブンイレブンでは、店内に設定されたマルチコピー機で印刷できる。
(薬袋 壮輔)