ソフトを開発しようと思った動機、背景
ホイール機能を実現するソフトはいくつかありますが、自分に合ったものがほしくて、自作しました。私にとっては「右ボタンを押しながら」ボールを動かすのが面倒でした。例えば、縦に長いサイトを閲覧する場合、読みながら何度かスクロールを行いますが、そのたびに右ボタンを押さなければならないのが面倒でした。また、大量にスクロールしたい場合、右ボタンを押し続けながらボールをすばやく何度も回すのは、不器用な私には無理でした。なので、普通のホイールを回すように「ボールを回すだけ」でスクロールさせたかったのです。
ホイール機能以外は開発で得たノウハウを活かして、日常的に使っていて「面倒だな」とか「ほしいな」とか「試しに作ってみようか」といった理由で追加していきました。
開発中に苦労した点
開発当初はフック処理やホイール機能の実現方法など、基本的な知識がまったくない状態だったので、ネットからの情報収集と試行錯誤の連続でした。開発言語がDelphiなので、参考にしたソースがC++などの場合は理解するまでに時間がかかりました。
あと、透明化したマウスカーソルを元に戻さなければならないケースを洗い出したり、それを判定する方法を見つけ出したりするのに苦労しました。
ユーザにお勧めする使い方
高解像度ディスプレイ(4Kなど)を使用している場合、マウスカーソルが小さくなるので、巨大マウスカーソル機能でマウスカーソルを大きくすると見やすくなると思います。
また、日本語入力時、マウスカーソルにマークを付けたり、キャレットの色を変更したりしておけば、文字の打ち直しが減ると思います。
今後のバージョンアップ予定
不具合に対する修正(バージョンアップ)はできるだけ早めに行っていくつもりです。新機能については、いまのところ新しいアイデアがないので予定していませんが、いままで通り、日常的に使っていて「ほしいな」と思うものがあれば追加していきます。また、作者のホームページの掲示板にアイデアが書き込まれたら検討してみます。
(さいとさんにぃまる)