簡単にかつ直感的に操作できることで定評のある「ネットラジオレコーダー」シリーズの新バージョン。初版の「1」が発売されてから4年が経過し、今回は「7」へのバージョンアップを果たした。メイン画面のインタフェースは前バージョンと比べて大きく変わるところはないものの、新たに「ダイレクト録音」ボタンなどが追加され、ボタンデザインそのものもわずかに変更されている。“わかりやすさ”に対して、とことん追求する姿勢がうかがえる。ラジオ番組を聴いたり、録音したり、録音したファイルを聴いたりといった基本的な操作は、本当に簡単。放送中の番組を聴きたければ、新聞のラジオテレビ欄風デザインの番組表で選択して、「再生」ボタンをクリックするだけだ。聴取可能な放送局(現在地エリア以外はほぼ各地域のNHKだが……)から、どの局を番組表に掲載するかや掲載順は好みで変更できるので、ほとんど聴くことがないような局は思い切って番組表からは“排除”してしまってもよい。
新バージョン「7」の目玉のひとつは、登録できるキーワード数が無制限になったこと。パーソナリティやゲストの名前を登録するのが一般的だろうが、タイトルや詳細説明に登録ワードが含まれていれば、自動的に録音してくれて、あとから「あっ、聴き逃した」ということを防げる。除外ワードも登録してある場合は、キーワード/除外ワードの両方の条件を満たす番組のみが録音対象となる。
「ネットラジオレコーダー」は、1ライセンスでWindowsまたはMacの計3台までのパソコンにインストールして使用できる。Andorid版「ネットラジオレコーダー for Android」(無料)と連携することも可能だ。
(今玉利 碧)