複数のデスクトップ設定を保持し、必要に応じて切り替えられる仮想デスクトップソフトは、複数の作業を並行して行うような方には、非常に便利なものだ。以前から多くのオンラインソフトが公開されてきたが、Windows 10では標準機能として搭載された。ただし、Windows 10の仮想デスクトップ機能には「現在使っているデスクトップがどれなのかがわかりにくい」「切り替えが面倒」といった不満があるようで、それらの不満を解消するソフトも公開されている。「PlainDesktop」もそうしたソフトのひとつだ。
使ってみて、まず「いいな」と思ったのが、シンプルで直感的に操作できるインタフェース。デスクトップ操作パネル上のボタンをクリックしたり、右クリックしてコンテキストメニューを表示させたりすれば、はじめてでも基本的な使い方はわかるはずだ。
細かくカスタマイズして、徹底的に自分好みにしたければ、「説明書」は必読。開発・詳細調整用のメニュー項目やコマンドラインオプションなどについても説明されており、じっくり読み込めば、「PlainDesktop」を使い倒せるようになること請け合い。細かな設定は変更せず、そのまま使う、比較的初心者に近いような層から、フルカスタマイズして使う上級者層まで、幅広く対応するのが「PlainDesktop」の最大の特徴だろう。
(橘 雅)