録音失敗のリスクを軽減する「バックアップ録音」や、指定キーワードが含まれる番組を自動予約できる「キーワード予約」といった機能で人気の「ラジ録」シリーズの新バージョン。バージョン「11」の目玉は、radiko.jp「タイムフリー」の録音に対応したこと。「タイムフリー」では、過去1週間以内に放送された番組を自由に聴取でき、「うっかり録音するのを忘れた」といった場合でも、「ラジ録 11」なら、あとから録音することができて安心だ(ただし、有料のradikoプレミアム会員になる必要がある)。さらに、予約録音ごとに出力形式を変えられたり、自動曲間分割機能が追加されたりなどでパワーアップ。前バージョンにも搭載されていた便利な機能と合わせ、ネットラジオを“より楽しみつくせる”ようになっている。
使い方で特に難しいところはない。予約録音は三つの方法で行えるし、便利な「録音前スリープ解除」「録音後スリープ移行」機能も用意されている。「ネットラジオでいろいろな番組を聴いてみたい」と思っている方なら、持っていてソンのない一本だ。
なお「ラジ録 11」では、「利用している環境で動作しない場合は購入後、3ヵ月以内であれば全額返金保証」が謳われている。が、作者のホームページでは、15日間試用可能な「お試し版」をダウンロードできるので、まずはじっくりと試してみてから、購入するかどうかを決めてみるのがよいだろう。
(薬袋 壮輔)