こんなポイントが変わりました！

・VOICEROIDエディタが独立しました
従来はボイスごとにソフトウェアが別々にありまして、それぞれが別のソフトとして起動しておりました。今回の「VOICEORID2」では、文字の入力編集を行うエディタがボイスとは独立しています。そのため、一つのエディタで複数のボイスを取り扱うことができるようになりました。複数の「VOICEROID」製品をお持ちの方にはとても便利になりました。

・スタイルに対応しました
「VOICEORID2」では、「スタイル」と呼ばれる感情ボイスに対応しました。従来ではナレーション的な通常の読み上げのみでしたが、怒りや喜び、悲しみといった声に対応しており、より感情豊かに読ませることができます。

・ボイスプリセットの対応
声の高さ、速さ、また、今回から対応したスタイルなど、さまざまなパラメータを編集後、その設定内容をプリセットとして保存できるようになりました。これにより、よく使う設定をそのつど設定し直す必要がなく、瞬時にご利用いただけるようになります。

・マルチボイスに対応
このたびの「VOICEROID2」よりエディタが独立したことで、複数のボイスを取り扱うことができるようになりました。これにより、各行ごとに、お好きなボイスを割り当てて、別々のボイスで文章を読み上げさせることができるようになります。一つの文章で、代わる代わるボイスが変わる対話のような表現が可能です。

・音声の分割保存に対応
従来シリーズからWAV形式の音声ファイル出力に対応していますが、行ごとや、特定の記号ごとに音声を分割保存できるようになりました。「VOICEORID」を動画実況等、映像のナレーションとして使用されていて、別途、映像編集などをされている場合、あらかじめ文章ごとに音声が別々に保存されることで、より音声編集がしやすくなります。この分割保存機能では、自動で連番を振って保存されます。さらに今回からは、音声のサンプリングレートが44.1kHzとして出力されます。従来の製品よりも、よりクリアな音質でお楽しみいただけます。

・旧シリーズにも対応
「VOICEROID2」から独立したVOICEROIDエディタですが、「VOICEROID+ EX」シリーズ（「VOICEROID+ 琴葉 茜・葵」も含みます）のインポートに対応します。すでにお持ちの「VOICEROID+ EX」シリーズ製品をVOICEROID2エディタにインポートして、一緒にご利用いただくことができます（※インポートプログラムは別途、AHSのマイページよりアップデータという形で既存ユーザにプログラムが提供されます）。

本製品「VOICEROID2」の大きな機能「スタイル」ですが、このたび発売される「VOICEROID2 結月ゆかり」「VOICEROID2 琴葉 茜・葵」のスタイルは、プログラム上での感情コントロールのシステム開発はもちろん、それだけにとどまらず各感情ごとに新しくボイスを一から収録し直しています。

従来のナレーション（通常）のボイス収録と同じ工程を各スタイルごとに時間をかけ丁寧に行っており、各感情ごとに別製品として販売できるほどのデータ量を持っています。ソフトウェア自体も従来品と比べて非常に大きくなってしまいましたが、その分感情豊かに、そして高品質に仕上がったかと思います。

新しくなった「VOICEROID2」でぜひ、おもしろい使い方を発見していただければと思います。