主人公が抱えた不可解な謎を解き明かす“新感覚アクション&アドベンチャー”。自らの深層心理と対話して、ひとつずつ謎を解いてゆく。謎を解き明かすため、主人公はセラピストのもとを訪ねる
「カプグラの審判」は、両親のいない少女の、自分の家族に関する「三つの謎」を解き明かしてゆくアクション&アドベンチャーゲーム。自らの深層心理が具現化された世界の中で「記憶の水晶」を探し出し、失われた記憶を一つひとつ甦らせてゆく。限られた時間内で探索を繰り返して全域の探索を進め、さらにハイスコアを目指す。
ゲームの主人公は「メアリー・リー・チカチーロ」という名の二十歳の女性。メアリーのことを「おねえちゃん」と呼ぶ少女とともに一軒家に住んでいたが、自分の家族について三つの謎を抱えていた。
ひとつめの謎は、三年前のある日、メアリーの前から突然、姿を消した父親の失踪原因。失踪はあまりに唐突で、メアリーには思い当たる節がなかった。
二つめの謎は、母親がどんな人だったのか? ということ。母親はメアリーが物心ついたころにはすでにおらず、父親や親戚の誰に聞いても、何も教えてもらうことができなかった。
そして三つめの謎は、メアリーのことを「おねえちゃん」と呼ぶ少女の正体。ある日突然、家の中に現れたが、名前も素性もしれない。実在する少女なのか? もしかしたら孤独に喘ぐ心が生み出した幻かもしれず、「自分はすでに狂っているのかもしれない」とメアリーは悩んでいた。
思いあまったメアリーはセラピスト「ミツキ」のもとを訪ね、そこで「深層の箱庭」と呼ばれる心理療法を試みることになる……。
限られた時間の中で「深層の箱庭」の探索を繰り返し、「記憶の水晶」を探し出そう
メインとなるのは時間制限付きのアクションゲーム。メアリーの深層心理が具象化した空間「深層の箱庭」の探索を繰り返すことにより、彼女の抱える謎を解いてゆく。探索のルールはシンプルだ。
- (1)探索は制限時間が来ると終了し、「ミツキ」がいる部屋に強制送還される。制限時間は最初は10秒だが、「時計」スキルを解放したり、「記憶の水晶」の記憶を解放したりすることで延ばすことができる
- (2)「深層の箱庭」の中で「結晶石」を集めるとポイントを獲得できる。獲得できるポイントは結晶石の色によって異なる
- (3)獲得したポイントを使ってスキルを解放できる。スキルの種類は「斧」「時計」「天駆ける靴」「全体マップ」の4種類。「斧」は移動を妨げる障害物を破壊することができ、「天駆ける靴」は矢印のある場所からのジャンプを可能にする。全体マップ以外のスキルにはレベルがあり、レベルの高いものほど、解放には多くのポイントが必要
探索の目的は「記憶の水晶」をすべて探し出すこと。見つけた記憶の水晶に触れることにより、メアリーの記憶が少しずつ解放されてゆく。