探索する異世界ごとに異なる内容や雰囲気を味わえる、ストーリー重視のホラーアドベンチャー。妖怪を封印し、自分が死んだことに気づいていない霊を成仏させよう。妖怪を封印せんとする翡翠の前に現れた、死んだはずの天才術者
「夢巫女子守歌」は、「かわいらしい巫女と怪しげな坊主が、千年前に封印された妖怪を再び封印し、世界の平和をつかみ取る」という設定の探索型ホラーアドベンチャー。三つの異世界を探索し、3種類の妖怪を封印する。想定プレイ時間は2時間から3時間程度と、気軽に楽しめる。
ゲームの主人公は17歳の巫女「天草翡翠(あまくさ・ひすい)」。千年前に人間を襲った、極悪非道な3種の妖怪を封印したことで高名な陰陽師の子孫にあたる。千年で期限が切れる封印を再度施すため、幼いころから厳しい修行を続けてきた。
いよいよ三つの封印をかけ直す当日。妖怪が封印された三つの石碑の前で、これまでの過酷な修行を思い出し、もの思いにふける翡翠の前に、エセ関西弁の怪しげな男が現れる。男の名前は「轟高順(とどろき・こうじゅん)」。翡翠と同じく、千年前の陰陽師の子孫のひとりで、ずば抜けた霊力を持つ、稀代の天才術者だった。しかし、高順は1年前、不慮の事故で亡くなり、葬儀には翡翠も参列した。恐らく、妖怪を封印するという大義のために現世に具現化し、自らが死んだことにも気づいていないのだろう。
翡翠は高順と力を合わせて封印を施し、高順を成仏させる決意をする……。
操作はシンプル。ゲームの中心は逃げ、避け、体当たり
操作はキーボードで行う。カーソルキーで翡翠または高順を移動させる。【Shift】キーの同時押下でダッシュすることも可能。【Z】キーは決定または目の前のものを調べる。【X】キーはキャンセルとメニュー画面の表示。左【Ctrl】キーではメッセージをスキップできる。
ゲーム中のキャラクタの行動は基本的に「逃げ」「避け」「体当たり」が中心で、オブジェクトを調べたり、アイテムを使ったりすることは少ない。操作はシンプルだ。
3種類の妖怪を再封印するために冒険する異世界は「影鬼の暗黒屋敷」「天狗の森」「妖狐の檻」の三つ。
- 影鬼の暗黒屋敷:逃げながらの探索が中心
- 天狗の森:逃げとクイズが中心
- 妖狐の檻:五つのミニゲームと推理要素が中心
攻略順の指定は特になく、好きな順番でチャレンジできる。異世界ごとにゲームの内容と雰囲気はかなり大きく変わってくる。「天狗の森」では自キャラとして高順を操作する場面もある。