“タロットカードのテーマに沿った世界を探索して脱出する”ゲーム。タロットの知識がなくても楽しめる。怪しげなタロット占いの店でアリアはカードの世界に取り込まれる
「愚者アリア」は「突然、タロットカードの世界に取り込まれてしまった少女が、元の世界に戻るために奮闘する」という設定のファンタジー探索アドベンチャー。カードの世界を歩き回り、入手したアイテムを駆使して物語を進めてゆく。大アルカナにちなんだ個性的なキャラクタとのやり取りが楽しい。
ゲームの主人公は「アリア」という名の少女。ある日、姉から頼まれた買い物の途中、好奇心にかられて怪しげなタロット占いの店に入ってしまう。アリアの未来を占った結果、出たカードはナンバー0の「愚者」。しかし、そのカードには人物が描かれていなかった。理由を尋ねたアリアに占い師は「アリアが愚者になるからだ」と言い放つ。
次の瞬間、アリアは愚者のカードの図柄にそっくりな崖の上にいた。そこにいた人語を話す白い犬によれば、この場所は愚者の崖だという。なんと、アリアは占い師によってタロットカードの世界の中に取り込まれてしまった……。
マップを隅から隅まで探索し、やれることはすべて試そう
クォータービューのマップ上を移動して探索し、出会ったキャラクタと会話したり、オブジェクトを調べたりして、ゲームを進めてゆく。
ゲームを進める上で重要なのは、スフィンクスが管理する運命の輪の上にある運命のゲートの存在。運命のゲートと同じ文字が下界にもあり、「運命の輪」のカードを持ったアリアが下界の文字の上に乗ると、運命の輪上のゲートが開放される。以降は、運命の輪のゲートと下界のゲートの間を自由に行ったり来たりできるようになる。一定の条件をクリアするとスフィンクスが新たなゲートを開放してくれるので、移動できる場所が増える。
もうひとつ重要なのはアイテムの使い方。アイテムは出会ったキャラクタからカードの形で渡されることが多いが、カードを含むさまざまなアイテムを「いつ、どこで使用するか」が物語を進展させるための鍵となる。
アリアにはHPが設定されている。行動や選択によってアリアが傷つき、HPが0になってしまうとゲームオーバーになる。