ミステリー性の強い、一人称視点のホラーアドベンチャーゲーム。帰り道に偶然、スマホを拾い、持ち帰って操作したことで味わう数々の“恐怖の体験”。スマホの操作感覚が実にリアル
「COME-置き去りの記憶-」は、本物のスマートフォンを操作しているかのような感覚でプレイできる、ユニークなシステムのミステリーホラーアドベンチャーゲーム。マルチエンディングで、7種類のバッドエンドと1種類のグッドエンドが用意されている。
ゲームの主人公は「あなた」。ある日、夜道に落ちているスマホを拾い、そのまま自宅に持ち帰って充電。電源を入れて、操作してみたところ……。
大きな特徴は、スマホがリアルに再現されていること。本物のスマホを操作しているような感覚で、ゲームを進めることができる。画面のサイズは375×667pixelに固定され、ゲーム画面がそのままスマホの画面になっている。
ゲームを開始すると、いくつかのメッセージが表示されたあとは、「起動したスマホのロックを解除するためにPINの入力を求められる」など、実に真に迫っている。
ゲームの前半で持ち主の情報を収集し、後半は自宅で行動して現状を考察
不思議で不気味な手助けによってロックの解除に成功すると、いよいよ本格的にゲームの開始。ゲームは前半と後半の二つのパートに大きく分けることができる。
前半では、実機と見紛わんばかりにリアルなスマホの画面をいろいろといじって試しながら、持ち主の情報を収集する。スマホはあなたが拾うまでにどこかが壊れてしまったようで、反応しないアイコンも多く、一部に文字化けが発生したりもする。しかし、「ギャラリー」で撮影された写真を眺めたり、「Message」に登録された人物にメッセージを送ったり、連絡先に登録されている相手に電話をしてみたり、ミュージックを操作してBGMを流してみたり……といったことはできる。
後半は、スマホの電源を切ったあとのあなたの行動パート。一般的なアドベンチャーゲームと同様に展開する。画面上部に表示されたメニューを操作して、いろいろと行動をしてみよう。
「後半の後半」は、いよいよ考察パートになる。後半の序盤の行動と考察との組み合わせにより、エンディングが分岐する。