ソフトを開発しようと思った動機、背景
まず、テレビ番組の「SASUKE」っぽいゲームを作りたかったのがひとつ。あと、当時の「Unity」の新機能であるゴムで伸びたり、縮んだりがおもしろかったのがひとつ。「ジョイメカファイト」にて使われた全身を描かず、関節だけを描く省エネテクを使ってグラフィックをサボりたかったのがひとつ。そして当時、話題に上がっていた「I am Bread」というパンを操り、トーストを目指すゲームをよく見ていたのがひとつ。これらの発想を合わせて作ったのが「ボルダリングロボ」の前身である「がんばれ!うんていロボ」でした。
しかしリリースしたあと、皆が皆難しいとおっしゃるもので、よくあるアクションゲームをデバッグしていたらプレイがうまくなりすぎて、初心者に優しくない状態に陥っていたようです。
そして、もっとポップでシャープでわかりやすいものを作ろうと思ったとき、わかりやすく、上に登らせる題材として「ボルダリング」をチョイスした次第です。
以前の複雑さを解消し、わかりやすくとっつきやすく、かといってうまく動かせるわけではないむず痒さが癖になる。あと、へろへろで変な動きをする。でも決して出オチじゃ済まさないような魅力があると自負しています。
開発中に苦労した点
ほとんどが以前のデータなので、働きながらでも1ヵ月ほどで完成いたしました。プレイヤーが気持ちよく動かせて、片手を伸ばすとちょっと上まで届く感じにするプレイヤーの重さや速さの調整が結構難しかったです。あとはステージギミックをどう生かすか、全26ステージ別々のコンセプトで作っています。そのコンセプトのアイデアがなかなか出てこなかった時期があります。
ユーザにお勧めする使い方
一日10分だけプレイして何ステージか試すような感じで、テキトーにやってもらってかまいません。もし最終面をクリアしたあとの特別ステージに行ったときは、スクショを付けてツイートしてください。定期的に見に行きます。そして喜びます。ついでに「うんていロボ」もやってみてください。
今後のバージョンアップ予定
いま(2016年4月14日現在)は、この「がんばれ!!ボルダリングロボ」のAndroidアプリ化作業をしております。ステージ数はPC版の2倍を制作し、新モードも搭載。といったような生まれ変わったボルダリングロボを制作中です。恐らくは4月か5月にはリリースできると思います。
- 《編集部注》その後、Android版が完成し、以下で公開されています。
- https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.gr.java_conf.BoildalingRobot
もし、そのアプリの調子がよければ、iPhoneアプリ化もできるかもしれませんので、ホームページをチェックしていただければ幸いです。
(野良ぺリカ)