ソフトを開発しようと思った動機、背景
数年前ですが、クラウドを利用したファイル同期技術が使われはじめたころ、これを応用して何かおもしろいことができないかと思って、開発したのがこのソフトです。最初はDropboxを利用してインターネット越しに自動印刷するソフトということで「クラウド印刷 for Dropbox」とネーミングしました。
基本的な動作としては「フォルダを監視して、ファイルが作成されたら。それを自動的に印刷する」というシンプルなソフトなので、Dropbox以外のほとんどのクラウドサービスでも使用できます。そのため「クラウド印刷 for Sync」と改名して、今日に至っています。印刷そのものは基本的に外部のソフトを起動して印刷する仕組みですが、今回、Ver.1.4でJPEG/BMP/PNG/TIFFなどの画像ファイルの印刷プログラムを開発して内蔵しました。
ユーザにお勧めする使い方
「クラウド印刷……」という名前になっていますが、必ずしもクラウドである必要はなく、ローカルのネットワーク(LAN)でのファイル共有でも動作しますし、同一のパソコン内のフォルダでも動作します。フォルダにファイルをドロップするだけて印刷できますので、印刷の手順が面倒と思っているユーザにも使ってもらえると思います。
また、FAXライクな使い方ですが、FAXと違って印刷する(受信)側のパソコンは常時電源が入っている必要がなく、パソコンを立ち上げたときに、クラウド機能でファイルが同期されますから、起動と同時に印刷を開始することができます。例えば、送信側は前の日に「自動印刷フォルダ」にファイルを放り込んでおけば、翌日、受信側でパソコンを立ち上げると自動的に印刷を開始するようにできます。印刷が終わったかどうかは「印刷済みフォルダ」で送信側から確認できます。
今後のバージョンアップ予定
インストール時の設定をGUIでより簡単にできるようにしたり、複数フォルダを監視したりなど、時間が許せば考えてゆきたいと思っています。
(ベア・コンピューティング(株))