時間軸がズレ、日常が崩壊した世界を高校一年生の少年と20代半ばの青年が探索して回るアドベンチャーゲーム。異変の原因はどうやら時間軸のズレ……
「辻褄合わせの話し言葉」は、突然の異変により、時間軸のズレてしまった世界に迷い込んでしまった二人──「ミヤ」と「トウ」──を主人公にした探索アドベンチャー。操作するキャラクタを交互に切り替えながら、ズレの原因となった時計を探して修理し、3種類のエンディングを制覇しよう。
物語の舞台は、なぜか突然、異変が起きてしまった街。異変の原因も正体も不明だが、街の中は異常な状態だ。しかし、街の人々そのものも異常で、誰も異変を異変と感じていない。そんな中、主人公の少年「ミヤ」の家に土足で上がり込んできた見知らぬ青年がいた。もうひとりの主人公「トウ」だ。現状に違和感を感じ、違和感を直そうと孤軍奮闘していた。
一方、ミヤは──もともと変わり者であることを除けば、人格にズレはないものの──物に触ることができなくなってしまう。このままでは餓死してしまうかもしれない。
異変を元に戻すために力を合わせることにする二人。異変の原因はどうやら時間軸のズレのよう。当面の目標は隠された時計を見つけ出して修理すること。探索をはじめた二人の迎える結末は……。
ミヤがズレの発生個所を探し、トウが時計を修理してズレを解消する
「ミヤ」は高校一年生。フルネームは「佐崎 宮」。マイペースで猫のような性格。大概のことには物怖じしないが、幽霊は苦手(でも平気なふりをしている)。トウには見えない「世界の違和感のようなもの」を見ることができるが、物に触れることができず、通り抜けることもできない。一人では行動に大きな制約がある。
「トウ」は、20代半ばくらいの社会人の男性。フルネームは「奈々見 東」。「ナナミん」やら「おトウさん」やらと名前でからかわれることが多いのが悩みの種。結婚願望は強いが、いまのところ彼女はいない。ズレの元である時計を見ることはできないが、触れて修理することができる。
操作はキーボードで行う。カーソルキーで主人公を移動させ、決定キー(【Z】/【Enter】/スペースキー)で目の前の人物と会話をしたり、対象物を調べたりする。操作対象キャラの切り替えは【S】キー。操作キャラがトウのときのみ、【C】キーを押して、調べたものに対してアクションを起こすことができる。